2019.6.15 05:00

【記者の目】18歳久保、年俸2億円超!破格の金額は期待の表れ

【記者の目】

18歳久保、年俸2億円超!破格の金額は期待の表れ

チリとの初戦に向け調整する久保建=サンパウロ(共同)

チリとの初戦に向け調整する久保建=サンパウロ(共同)【拡大】

 レアル・マドリードへの移籍が決まった18歳のMF久保。来季はスペイン3部リーグ相当のレアル・マドリードBが主戦場だが、その期待は18歳の日本選手では破格といえる2億円超の年俸にも反映された。

 久保自身、近い将来、ビッグクラブで活躍する自信があるのだろう。古巣のバルセロナに愛着は持っていたが、クラブ側は数年は下積みのためにBチームでのプレーに限る契約を譲らず、交渉は早い段階で頓挫した。

 過去の日本選手がはね返された壁を打ち破れるか。近年、欧州の強豪クラブは中南米やアジアの若手を潤沢な資金で青田買いしている。2010年に愛知・中京大中京高からMF宮市亮がアーセナルに入団、今年1月にはJ1川崎からDF板倉滉がマンチェスター・シティー(ともにイングランド)に移籍したが、宮市は15年に契約解除。板倉は期限付き移籍したオランダのフローニンゲンで出番がなかった。

 加えて、スペインリーグはMF柴崎らA代表の主力選手も適応に時間を要し、過去に成功例がない。バルサ仕込みの技術を持つ久保。RマドリードBには各世代のスペイン代表に選出されたMFマルティン・カルデロン(20)ら有望株が多い。厳しい競争が待っている。 (サッカー担当、山下幸志朗)