2019.3.12 07:55

サッカー場でネオナチ活動家追悼 一部選手も賛意、独サポーター

サッカー場でネオナチ活動家追悼 一部選手も賛意、独サポーター

 ドイツのサッカーチーム「ケムニッツFC」本拠地の同国東部のサッカー場で9日、最近病死したネオナチ活動家の遺影が大型画面に映し出され、サポーター集団が追悼の横断幕を掲げる事態が起きた。一部選手も賛意を示し、チーム代表の辞任に発展した。地元メディアが11日、伝えた。

 ケムニッツFCはドイツ4部リーグに所属し、東部ケムニッツのサッカー場には約4千人が入場していた。ネオナチの追悼が公然と行われたことに批判が高まっている。

 病死した活動家はナチズムや人種差別主義を掲げる団体を設立し、地元の極右の若者らを支援。過去には自身が経営する警備会社がこのサッカー場に警備員を派遣していた。

 チーム代表は10日に辞任。チームは11日、こうした事態がなぜ起きたのか解明に努めると表明した。

 報道によると、多数のサポーターがスタンド前列に追悼の横断幕を掲げた。スタンド脇の画面には遺影が映され、サッカー場のアナウンス担当者が活動家について「情熱的なサポーターだった」と紹介した。一部の選手も試合中、追悼を支持する意思を示した。

 ケムニッツでは昨年8月、中東出身の男らがドイツ人男性を刺殺する事件が起き、右派が移民排斥デモを続けていた。(共同)