2019.2.27 11:15

【サッカーコラム】若手だけじゃない!Jリーグは熟練選手のプレーが楽しめる

【サッカーコラム】

若手だけじゃない!Jリーグは熟練選手のプレーが楽しめる

特集:
No Ball, No Life
川崎のベテラン中村(右)はまだまだチームの主軸

川崎のベテラン中村(右)はまだまだチームの主軸【拡大】

 【No Ball、No Life】2月26日で三浦知良(横浜FC)が52歳となった。説明するまでもなく最年長のJリーガーで、J1昇格を狙うチームのなかで今シーズンも出場機会をうかがっている。カズだけではなく、Jリーグには40歳前後の選手がけっこういる。2月23日、24日にJ1、J2の開幕戦をそれぞれ1試合ずつ取材したが、合計4チームで35歳以上の選手が3人いた。

 23日の川崎-FC東京では38歳の中村憲剛(川崎)が3連覇を狙うチームの中心として厳しいマークを受けながらも攻撃をリードしていた。自陣でのCKの際、両手を振り上げてサポーターをも鼓舞するのはもはやおなじみである。後半に何本かフィニッシュにつながるラストパスも通しており、相変わらずの存在感だった。

 24日の大宮-甲府には同じく38歳の山本英臣(甲府)がいた。10年間務めたチームキャプテンの座からは外れたが、この日は本来のキャプテンである小出悠太が不在のためゲームキャプテンを務め、3バックの真ん中という統率力とともに運動量が求められるポジションで90分間プレー。巧みなラインコントロールで大宮に攻撃のスペースを与えず、ゴール前にクロスが入れば身体を張って弾き返していた。持ち味である前方へ積極的に仕掛ける守備も随所に見られ、敵地での勝点1の奪取に貢献した。

 35歳になったばかりのピーター・ウタカ(甲府)は1トップを務め、前線で孤立して数名の相手に囲まれていてもそれが普通のことのようにプレーし、後半になると前を向いてボールを持つことが増えてチャンスを作り出していた。この2人を含め、甲府には30代の選手が多く、スタメンの平均年齢が31・55歳と比較的に高めだった。

 川崎-FC東京では17歳の久保建英(FC東京)のプレーに確かに感嘆した。同時に、2日間2試合で経験豊富な選手たちのプレーを楽しむことができた。サッカー、というかスポーツに年齢は関係なく、誰もが同じフィールドで戦うひとりの選手となる。J2の水戸には41歳の本間幸司がいるし、千葉には36歳の佐藤兄弟がいる。J3をみれば、伊東輝悦(44歳、沼津)、明神智和(41歳、長野)に加えて、中山雅史(51歳、沼津)も登録されている。

 中村俊輔(40歳、磐田)、遠藤保仁(39歳、G大阪)、小野伸二(39歳、札幌)、稲本潤一(39歳、相模原)、本山雅志(39歳)も健在だ。今年から相模原でプレーする富澤清太郎(36歳)はかつて、「40歳まではプレーしたい」と語っていた。長く続けるためには、長く続けるだけの生活を日々送っていなければならない。Jリーグ高齢化問題などと言われるときもあるが、個人的にはこうした経験豊富な選手たちの熟練したプレーも楽しみにしている。飯塚健司(フリーランスライター)

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