2019.2.13 19:11

ゲッツェが語るドルトムント強さの秘訣。トットナム戦は「エキサイティングな試合に」/独占インタビュー

ゲッツェが語るドルトムント強さの秘訣。トットナム戦は「エキサイティングな試合に」/独占インタビュー

ゲッツェが語るドルトムント強さの秘訣。トットナム戦は「エキサイティングな試合に」/独占インタビュー

ゲッツェが語るドルトムント強さの秘訣。トットナム戦は「エキサイティングな試合に」/独占インタビュー【拡大】

 今シーズンは違う。そう思わせる力が今のドルトムントにはある。

 ブンデスリーガではBミュンヘンを抑えて首位を走り、チャンピオンズリーグ(CL)でもグループステージを首位で通過。その中でカギを握っているのが個人でも復調中のマリオ・ゲッツェだ。すでにリーグ戦の得点数「3」は昨季の数字を超えている。ゴールだけでなく、アシストやチャンスメイクで貢献する姿はドルトムントで本格ブレイクを果たした2010-11シーズンを彷彿とさせる。

 好調を維持するゲッツェは『Goal』のインタビューに応じ、ドルトムントの調子や13日に控えるCL・トットナム戦について語ってくれた。

 ■ドルトムント好調の裏側

 --まず、今シーズンのドルトムントの強さの秘密はどこにあるのでしょうか?

 失点を抑え多くのシュートを打つこと、これが前半戦の僕たちにとって大きな強みになったね。この戦い方ができたから、僅差の試合もものにすることができたんだ。これはハードワークのおかげで得られた大きな成果だ。価値のあることだったね。可能な限りこのまま継続していくことが大切になる。

 --あなたも含め、途中出場やサブ組の選手の活躍が目立っています。この状況はいかがでしょう?

 これまでに経験したことがない状態だよ。誰がピッチに入っても得点できて、チームを助けることができる、これは素晴らしいことだ。選手全員がこのチームの一員だと感じることができるというのはとても大切なことなんだ。全員がそれを感じられるのは決して当たり前のことではないんだ。

 --中でも、マルコ・ロイスは素晴らしい活躍を見せていますね(※トットナム戦は欠場予定)。

 とても重要な選手だ。彼はとんでもない才能をもったフットボーラーで、この夏にはキャプテンになった。この新たな役割はロイスをさらに輝かせているよ。ピッチ上での振る舞いだけじゃなく、ピッチの外でも彼はナイスガイなんだ。責任を全うしているし、ロッカールームでは大声をあげることもある。彼は物の見方がわかっていて、何で重要で何がそうではないか判断する力を高めている。実際、彼のピッチでのパフォーマンスはさらに向上している。

 --ここまで見事な手腕を発揮しているリュシアン・ファーヴルについてはどうでしょうか?

 僕たちにはチームを立ち上げるための時間が必要だ。最初は彼のアイデアや哲学、求めることに慣れるのに少し苦労したよ。だけどそれに応じられる選手であることを示そうと努力したんだ。彼の頭の中を覗けるわけじゃないけど、でもシーズン前半を終えた時、僕の努力を見ていて、応えてくれたと感じられたよ。何試合も出場できたんだからね。僕は自分がチームに価値を提供できる存在だと信じているんだ。監督がそれに喜んでくれることもね。

 ■トットナム戦は「エキサイティングな試合に」

 --トットナムはプレミアリーグでも3位と、好調をキープしています。どのような戦いになるでしょうか?

 彼らは非常に強く、素晴らしいコンセプトを持ったチームだね。マウリシオ・ポチェッティーノ監督が長い時間をかけてチームを築き上げて、並外れたクオリティを持つ選手たちがいる、彼らもまた長くクラブでプレーしているよね。だからこそ他にはないチームが作り上げられていると思う。僕たちは昨シーズンもグループステージで彼らと同じ組に入り、2試合とも負けてしまった。この試合がどれほど大切なもので、相手がいかに優れたチームか僕たちはよく知っているよ。間違いなく興味深く、またエキサイティングな試合になるね。

 --あなたたちもロイスやユリアン・ヴァイグル、パコ・アルカセルなど欠場者が多いですが、トットナムもハリー・ケインやデレ・アリが出られません。どのような影響を及ぼすでしょうか?

 間違いなくケインは素晴らしいクオリティの持ち主だ。チームにとって替えのきかない大きな存在だね。こういった試合ではほんの些細な違いが結果を左右することがよくあるんだ。わずかだけど僕たちにとってアドバンテージになるよ。それでもこの2試合が難しいものであることに変わりはないけどね。僕たちにとって大切なことは、可能な限り自分たちのプレーをすることだ。そうすれば彼らのようなベストチームとの戦いでもうまくやれる。それが決定的なポイントだよ。

 --マウリシオ・ポチェッティーノ監督についてはどうでしょうか。先程は称賛の言葉もありましたが?

 彼について話すのは難しいな。直接言葉をかわしたこともないからね。でもトットナムについて、そして彼が選手に何を語るのかについて聞いたことがあるけど、そこから考えれば、彼は真のエキスパートだと思う。彼は素晴らしい指揮官で、自分が求めるフットボールのコンセプトを明確に示す術に長けているみたいだね。数年前と現在のトットナムの順位を見れば、彼らが素晴らしい仕事をしてきたことは明らかだし、それが指揮官とコーチ陣のおかげだというのは明らかだ。この功績は、ポチェッティーノが多くのトップクラブに通じる人間だからこその結果だろうね。

 --では少し質問の趣向を変えます。プレミアリーグとブンデスリーガの違いについてはどうお考えでしょうか?

 僕はこれまでドイツでしかプレーしていないから当たり前だけど、ブンデス側からしか見ることはできない。だから比較は難しいな。ただ外から見ていて、プレミアリーグはとても魅力的なリーグだと認めないといけないね。イングランドには5,6…7つほどかな、優勝を狙えるようなビッグクラブがある。シーズンが終わるまでどこがタイトルを獲るか誰にもわからないんだ。とてもエキサイティングなリーグだよ。でもだからと言ってブンデスリーガが下だってことじゃないよ。

 ■「代表でプレーしたいという思いは自然なこと」

 --個人についてもお聞きします。ドイツ代表でのプレーは2017年以来遠ざかっています。代表復帰については意識していますか? 

 もちろん、考えているよ。すでに数キャップを記録しているしね。早い時期にチームの一員になってその価値を学んだし、代表での成功を祝うことができた。僕はあの環境、そして選手たちのこと、どんなフットボールが行われるか理解しているんだ。すべてがポジティブなことだよ。誰だって代表でプレーしたいって思う、それはごく自然なことさ。

 --2017年は“代謝異常”という病気にも悩まされました。困難な時期を過ごしたことで変わったことはあったのでしょうか? 

 若い頃には、多くの時間の中で経験して学んでいくものだ。何年もかけて穏やかな状況を築いていくものなんだよ。常に新たなシチュエーションに直面し、それに対応していく必要がある。そうやって僕はクオリティを獲得できたんだ。直面してきた状況の中から、僕は自分自身を見出したんだよ、それが外的な要因にも関わらずね。困難は夜通し起きるものじゃないんだ。誰だって失敗するし、辛いプロセスを経験するものさ。アップダウンがあるのが人生なんだ。そんな中でも自分自身のフィルターで何が重要か、何に集中すべきなのかを再定義することが大切なんだ。経験から自分自身をより良く知ることができるんだ。

 インタビュー・文=マティアス・フェイト/Matthias Faidt

 構成=Goal編集部

(Goal.com)

  1. サンスポ
  2. サッカー
  3. ブンデスリーガ
  4. ゲッツェが語るドルトムント強さの秘訣。トットナム戦は「エキサイティングな試合に」/独占インタビュー