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知られざるダビド・ビジャ――何度でも繰り返そう、この男は“見事なグアヘ”だ…Jリーグ最高の点取り屋へ

知られざるダビド・ビジャ――何度でも繰り返そう、この男は“見事なグアヘ”だ…Jリーグ最高の点取り屋へ

知られざるダビド・ビジャ――何度でも繰り返そう、この男は“見事なグアヘ”だ…Jリーグ最高の点取り屋へ

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 ダビド・ビジャの父親メルは、バレンシアの練習場でコーヒーを飲んでいる私に向かって、いつもこう語りかけてきた。

 「あいつは、見事なグアヘだぞ」

 “グアヘ”はダビドの出身地アストゥリアスで使われる言葉で、彼の愛称だ。その意味はフェルナンド・トーレスの愛称ニーニョと同じように子供や少年といった意味があるほか、炭鉱夫見習いのことも指す。炭鉱で石炭を採掘しながら育ったメルは、蒸留酒の入ったコップが運ばれていくその口から、いつも同じトーンで、同じ言葉を発して息子を誇ったのだった。

 メルに精神を鍛え上げられたダビドは、決して屈することのない、逞しい人間だ。彼を見知った日のことは、まるで昨日のように思い出せる。あれはバレンシアの入団発表に臨む前日、バレンシア州都にほど近いアルボラジャのホテルでの出来事である。私は彼の代理人ホセ・ルイス・タマルゴから連絡を受け、『マルカ』のレポートを記すためにカメラマンとそのホテルを訪れた。

 移籍金1200万ユーロで、サラゴサからバレンシアに鳴り物入りで加入したダビドだが、ホテルで対面したばかりの彼は、何か怯えているようにも映った。しかし実際に話し込んでみると、自分の歩む道程に対して、揺るがぬ確信を持っているのだなと感じさせた。そしてダビドとの会話を終えて、彼が部屋へと戻った後、代理人は私たちに対して一つの予言を述べたのである。

 「彼はスペイン・フットボールにおいて、歴代最高のストライカーになる」

 私は、一気呵成にレポートを書き上げた。ダビドの確信と、タマルゴの予言に後押しされて。そして後にダビドの悩みの種にもなる代理人の予言(または謳い文句)は、見事的中するのだった。

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