2018.12.4 12:08

【サッカーコラム】J1連覇の川崎、“消化試合”のリーグ戦2試合が来季の原動力

【サッカーコラム】

J1連覇の川崎、“消化試合”のリーグ戦2試合が来季の原動力

特集:
No Ball, No Life
1日の試合後、ホームでシャーレを掲げた川崎・中村ら=等々力陸上競技場(撮影・中井誠)

1日の試合後、ホームでシャーレを掲げた川崎・中村ら=等々力陸上競技場(撮影・中井誠)【拡大】

 【No Ball、No Life】J1川崎は先月10日のC大阪戦で2節を残して2連覇を決めた。優勝後に行われた、言ってしまえば“消化試合”のリーグ戦2試合がチームにとって大きな意味のあるものとなった。

 MF中村憲剛(38)は「もちろんミスはあったが、名前のある選手たちをチームとして押し込めたというのは若い選手の自信には繋がると思う。この2試合はすごく実りのあるものだった」と最終戦後にラスト2試合を振り返った。

 2010年の名古屋以来、最終節を待たずに優勝。残りの2試合をどのように戦うのかと興味深く見ていた。優勝が決まると若手選手にチャンスを与え経験を積ませることも多いが『若手の育成と結果の追求』の両立はとても難しい。しかし、川崎はその両方をいとも簡単に成し遂げた。

 優勝後の目標を『リーグ最多得点&最少失点』と定めて臨んだ先月24日のFC東京戦。主力のけがの影響もあるがMF田中碧(20)、MF長谷川竜也(24)FW知念慶(23)ら若手が先発。知念の先制弾、長谷川の今季初ゴールを決めるなど若い力で今季6位の相手を圧倒した。

 1日の磐田戦も残留へ気迫むき出しで向かってくる元日本代表・FW大久保やMF中村俊らビッグネームを相手に前節と同じ先発メンバーで堂々と渡り合い、連勝でフィニッシュし、『最多得点&最少失点』も達成。史上初の“完全優勝”を成し遂げた。

 この2戦で若手選手も大きな自信を得た。知念が「相手が強くてもそれなりにできる自信がある」と話せば、長谷川は「最多得点で終われたのはチーム一人一人の自信の成果」と胸を張った。

 “4冠”を目標に掲げた今季。リーグ戦は2連覇も天皇杯、ルヴァン杯ともに16強で敗退、ACLでも予選敗退といまだカップ戦のタイトルはない。来季こそカップ戦のタイトルを獲得、さらには“4冠”を達成するためにも選手層の増強は必須だ。『若手の育成と結果の追求』を両立させたラスト2試合が来季の原動力となる。(山下幸志朗)

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