天皇杯全日本選手権準々決勝(24日、NDソフトスタジアム山形ほか)J2モンテディオ山形は、ホームでJ1川崎フロンターレに3-2で勝利。昨季のJ1王者を破り、準優勝した2014年以来となる準決勝へ駒を進めた。J1ベガルタ仙台も、アウェーでJ1ジュビロ磐田をPK戦の末に退け、9大会ぶりのベスト4進出を決めた。
接戦の末、昨季J1王者の川崎を撃破。山形が見事、下克上を成し遂げた。3点目を決めたFW阪野は「すごくうれしい。みんなで耐えていたので、チャンスがあったら決めたいと思っていた」と目を潤ませた。
J2リーグでは10位と不振で、昇格プレーオフ進出が極めて厳しい状況の山形。下馬評は圧倒的に川崎有利だったが、ホームの歓声に後押しされ、J最強のタレント軍団に立ち向かった。
川崎に序盤からボールを支配されたものの、粘り強い守備で抵抗。CKから2点を奪い、2-0で前半を折り返した。
後半も川崎が猛攻を仕掛けたが、同4分にカウンターから阪野が決定的な3点目。その後に2点を返され、終盤は押し込まれたが3-2で逃げ切った。
2014年の準優勝を経験しているMF山田は「チーム一丸で、最後まで集中を切らさずに戦えた。4年前の借りを返せるように、次の準決勝も勝ちたい」と力を込めた。セミファイナルは仙台とのみちのくダービー。悲願の初タイトル獲得が見えてきた。