2018.10.13 12:44(1/3ページ)

顔を出し始めた森保Jの「臨機応変さ」スムーズな可変システムの裏側

顔を出し始めた森保Jの「臨機応変さ」スムーズな可変システムの裏側

特集:
森保JAPAN
顔を出し始めた森保Jの「臨機応変さ」スムーズな可変システムの裏側

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 9月のコスタリカ戦に続き、パナマにも完勝を収めた森保ジャパン。この10月シリーズで、ロシアW杯の主力組が続々と復帰。森保一監督はメンバー発表会見で、ロシア組と若手との「融合」、そして来るアジアカップを見据えた「戦術の浸透」を今回のテーマに掲げていた。それは実現できたのか?日本代表の密着取材を続ける飯尾篤史氏は、パナマ戦で表現された「臨機応変さ」に、チーム戦術の浸透が感じられたと語る。

 ■パナマ戦で見えた明確な狙い

 2列目に並んだ若者たちの創造性溢れるプレーと、ゴールへの強い意欲にワクワクさせられた9月のコスタリカ戦から一転、パナマ戦では相手のウイークポイントを突くような、組織的な攻撃に目を奪われた。

 日本の基本システムは、コスタリカ戦と同じ4-2-3-1。ところが、攻撃をビルドアップする際には3バックに姿を変えて、右サイドバックの室屋成(FC東京)がにわかにポジションを前に移す。すると、それに呼応するように、右サイドハーフの伊東純也(柏レイソル)がインサイドに潜り込んだ。

 俯瞰して見れば、右から室屋、伊東、大迫勇也(ブレーメン)、南野拓実(ザルツブルク)、原口元気(ハノーバー)がいわゆる“5レーン”をすべて埋め、相手の4バックのギャップにポジションを取っている。

 「監督からも『高い位置を取れ』っていう指示があったし、“やりながら”高い位置に入っていったら、相手が嫌がっている感じがした。あそこで受けてサコくん(大迫)に楔を入れるシーンを何度も作れた」

 そう振り返ったのは、右ウイングのようにプレーした室屋である。実際、裏を狙った伊東と入れ替わるようにして落ちてきた大迫に室屋がパスを入れたり、室屋から際どいクロスが入ったり、南野と原口のコンビネーションで左サイドを攻略したりと、前半から崩しの狙いはピッチ上でくっきりと描かれていた。

 5トップにして相手の4バックを攻略するのは、森保一監督の得意とするところ。とはいえ、かつて率いていたサンフレッチェ広島も、現在指揮を執るU-21日本代表も、主戦システムは3-4-2-1で、両ウイングバックを前線に上げれば簡単に5トップを作れる状況だった。

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