2018.10.2 16:44

【サッカーコラム】イニエスタ加入の神戸、話題性とは裏腹にチームの熟成度は足りず

【サッカーコラム】

イニエスタ加入の神戸、話題性とは裏腹にチームの熟成度は足りず

特集:
No Ball, No Life
アンドレス・イニエスタ 

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 【No Ball、No Life】この2か月でJ1神戸を取材する機会があった。第20節FC東京戦、第26節G大阪戦、第27節浦和戦である。

 システムは4-3-3があれば、3-5-2でスタートした試合もあった。また3試合すべてで後半途中にシステムが変更された。なにより、指揮官も吉田前監督から林監督(リージョ監督の登録が完了するまでの期間限定)となった。

 結論としては取材するたびに神戸は違う顔を見せていた。FC東京戦の中盤にはイニエスタもポドルスキもいなかったが藤田、三田、郷家、増山、大槻で構成された中盤は連動性があり、無得点に終わったものの細かくパスをつないでチャンスを作っていた。

 G大阪戦ではイニエスタが中盤に入っており、よくボールが集まっていた。というよりも、イニエスタが近くにいると、どうしてもパスしてしまうため、場合によってはイニエスタを経由することで攻撃がスピードダウンしていた。

 とはいえ、イニエスタがボールを持つのに合わせて動き出せば正確なパスが出てくる。G大阪戦で奪った1点は、イニエスタからのパスを受けた古橋が決めたものだった。

 G大阪戦の前半はまずまず効果的なパスワークを見せていたが、後半になると各選手の運動量が低下し、攻撃方法がパスをつなぐのではなく、個の能力に頼ったものになっていた。

 林監督の初采配となった浦和戦は明らかに準備不足のチームになっていなかった。高橋、三田を両ワイドに起用し、高さのある長沢とウェリントンを前線で起用したが、ほぼ機能していなかった。

 話題性とは裏腹に、神戸はチームとしての熟成度が足りていない。今夏にイニエスタ、ヤセル、大崎、古橋、長沢など即戦力を獲得したが、連戦の中、彼らを加えてチームとしてハイパフォーマンスを発揮しようとしても、さすがに無理がある。

 浦和戦後に「ACLを意識して戦ってきたが、下のチームも迫ってきていて難しい順位にいる」と言葉を残したのはポドルスキだ。2か月で3試合しか取材できていないが、神戸のパフォーマンスは右肩下がりだった。

 16位鳥栖とは勝点6差だ。0-4で敗れた浦和戦に続いて第28節鹿島戦にも0-5で敗れ、得失点差も-7となっている。まさかとは思うが……。(飯塚健司)

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