2018.9.13 12:05

【サッカーコラム】4年後はすぐにくる、Jリーグは選手とファンの高い要求に応えなければいけない

【サッカーコラム】

4年後はすぐにくる、Jリーグは選手とファンの高い要求に応えなければいけない

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No Ball, No Life
森保ジャパンは初陣を飾った

森保ジャパンは初陣を飾った【拡大】

 【No Ball,No Life】Jリーグが来季から外国人枠の拡大を検討している。現状は原則1チーム3人まで外国籍選手の出場が可能だが、これを5人とする案。枠の撤廃も模索したが、日本協会や各クラブの反発が強かったため軟化した。

 Jリーグのレベルを世界基準に近づけるための方策。欧米、アフリカ勢に比べ、日本人が劣るパワー、スピード、高さなどの分野を外国籍選手を増やすことで補完する。そうなれば、日本人選手がJリーグにいながら世界基準に近いレベルを経験でき、有望な若手の海外流出にも歯止めがかかる。さらに代表チームの強化にもつながる、と考えているようだ。

 ただ、外国人枠を完全に撤廃してしまうと、逆に日本人選手の出場機会を奪うことになりかねない。そこのバランスを考えた末に「5」という数字にたどりついた。ある一定のレベルに達している外国籍選手に加入してもらうため、入団条件にハードルを設けるべきとの意見も出ているが、若くて野心のある選手にも門戸を閉ざさないよう検討している。

 実際、5人の外国人枠をフル活用するのは財政的に難しいクラブが多いという。ただ、神戸や鳥栖など潤沢な資金を有するクラブにとっては、有益なルールになるかもしれない。神戸であればイニエスタやポドルスキら、世界的ビッグネームを前線に5人並べ、日本人選手で守備を固めるという大胆なチーム作りも可能。Jリーグ全体の集客増にもつながる。

 Jリーグの原博実副理事長は「絶対に使えということではなく、選択肢を増やすことが大切。あとはクラブの哲学で決めること」と話す。バスク人限定のビルバオ(スペイン)のようなクラブがあってもいいと、多様性を認めている。

 去る11日、森保ジャパンがコスタリカに親善試合で3-0で勝利。4年後のW杯カタール大会に向けて力強く船出した。ロシア大会で出番がなかったMF遠藤航やDF植田直通は、個々のレベルアップの必要性を感じ、この夏にJリーグを飛び出してベルギーリーグへと移籍。Jリーグは向上心をもつ選手、目の肥えたファンの要求に応えないといけない。4年後はすぐにくる。スピード感をもって改革を進めている最中だ。(浅井武)

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