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東京五輪世代の若武者に共通するもの…欧州で得た自信引っさげコスタリカ戦

東京五輪世代の若武者に共通するもの…欧州で得た自信引っさげコスタリカ戦

東京五輪世代の若武者に共通するもの…欧州で得た自信引っさげコスタリカ戦

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 ■堂安:特別な場所で成長した姿を見せる

 今回のコスタリカ戦で会場となるパナソニックスタジアム吹田は、ガンバ育ちの堂安にとって「懐かしい」特別な場所だ。札幌で試合がなくなったことを惜しみつつも、「ポジティブに捉えるなら、大阪でデビューできるチャンスがある」と前向きに語っていた。本人がポジティブに語るように、紅白戦では主力組に入るなど、先発の可能性は十二分にある。

 「ガンバのサポーターが多く足を運んでくれると思いますし、もしかしたら僕が中学のときから応援してくれているような方も観ていてくれるかもしれない。そういう人たちから『逞しくなったな』『大きくなったな』と思ってもらえるようなプレー、風格を見せたい」(堂安)

 かといって、一人で勝手にアピールプレーに走るつもりは毛頭ない。「悪いときは一人で全部行っちゃうクセもある」と認めるとおり、強い感情が裏目に出て視野が狭くなって“突撃プレー”になってしまうのは「悪い堂安」。ただ、「最近そういうのはなくなってきている」と語るように、周りを使って自分も生きる、「一人で行くより数人で崩したほうが簡単」だという彼本来の良さを表現することが何より大事になる。

 そう語る背景には、もう一つの思いもある。

 「個人にフォーカスしたらダメだと思いますし、自分と同じポジションの選手がいたとしても、チームとして(戦う)。ましてや今の日本の状況がある。こうやって震災もあった中での試合を通じて自分たちが示さないといけないのは、個人も大事ですけれど、まずチームとして結果を出すところだと思う」

 こういう言葉が自然と出てくること自体、堂安を昔から知る人にとっては「大きくなったなあ」という感慨を抱かせるものだろうが、選手としての割り切り方にも成長がある。

 だからといって、“堂安らしさ”が失われているわけでもない。どういうときに結果を出せるのか。そんな問いをぶつけられると、試合に向けた変わらぬ心構えを語ってくれた。

 「(良いプレーができるのは)あまり考えすぎずにプレーしたときですよね。今日の夜とかも、考え過ぎちゃうと眠れなくなる。『平常心』と思い過ぎちゃうと平常心でなくなる(笑)。いつもどおり、日本食楽しんで夕食を食べて、気持ち良く寝てっていう日にして、試合を迎えたいですね」

 代表戦のプレッシャーは独特だ。いざピッチに立ってみないと分からない景色が必ずある。ただ、心理的な準備については、すでに終えているように見えた。

 それは冨安にしても伊藤にしても同じだろう。伊藤には札幌での合宿で「途中出場なら?」という質問をぶつけてみたのだが、それについてもすでに明確なイメージを持っていて、「100かゼロ」の心意気で勝負するとのことだった。

 4年後に向けてのリスタートとなった新生・日本代表。1試合に減ってしまったキリンチャレンジカップは、東京五輪世代の若武者たちにとっても未来を懸けた大切なチャレンジの場となる。

 取材・文=川端暁彦(Goal.com)

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