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「サッリ・ボール」で華麗に変身!魔法のかかったチェルシーが面白い

「サッリ・ボール」で華麗に変身!魔法のかかったチェルシーが面白い

「サッリ・ボール」で華麗に変身!魔法のかかったチェルシーが面白い

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 ■楽しむエース、復活したCB、敵陣で大暴れする左SB

 スペインやバルセロナに代表される「ティキ・タカ」のようでありながら、決して“ヨコ”ではなく、リズミカルかつスピーディーに“タテ”へと展開していくことを徹底する勇敢な高速ポゼッションは「サッリ・ボール」と呼ばれ、早々にイングランドでも一目置かれている。そんな高評価を受け、59歳の鬼才は現地メディアのインタビューでこう語っていた。

 「ポゼッションで試合をコントロールするのが好きだし、敵陣でプレーするのが好きなんだ。ただし、ポゼッションはハイスピードでないといけない。判断の速さが大事だし、自陣でのポゼッションではダメだ」

 敵陣でボールを握って相手を押し込むスタイルは、選手たちにも歓迎されている。サッリ流にドリブル突破というスパイスを加えつつ、開幕4試合で2得点2アシストと好調のアザールは、「コンテやモウリーニョとは違うけれど、このタイプのゲームは大好きだ。ボールをより持てるからね。良いサッカーをしているし、楽しめているよ。この勢いを持続したい」とコメントし、Rマドリード移籍の噂などなかったかのようにプレーをエンジョイしている。昨季はコンテに干されていたダビド・ルイスも主役に舞い戻り、自由にボールを持ち運んで縦パスを狙うことを許されてハツラツとした様子である。

 攻撃が大好きなD・ルイスの性格と特長は、サッリのやり方に合っている。指揮官はDFにも組み立てに関わることを求めるが、D・ルイスだけでなくアントニオ・リュディガー、セサル・アスピリクエタと4バックのうち3人が、リーグのDF「パス本数トップ5」に名を連ね、そろって90%以上のパス成功率をマークしている。この記録を見ても、サッリの哲学が驚くべき早さでチームに浸透していることが見て取れる。

 そして、ビルドアップに貢献しているのが上記の3人なら、仕掛けの局面で大暴れしているのが、4バックの最後の1枚であるM・アロンソだ。ハダーズフィールドとの開幕戦では、チームが自陣から14本のパスをつないで敵陣に攻め入ると、ボックス内に飛び出して最後にPKを獲得したのが彼だった。第2節アーセナル戦では、ウィリアンの落としからジョルジーニョが出したスルーパスに抜け出し、ペドロのゴールをお膳立て。さらに後半にはアザールのラストパスを受けて決勝点を決めてみせた。第3節ニューカッスル戦でも、75分に先制のPKを獲得し、同点に追いつかれた後の終了間際にはセットプレーの流れからシュートを放って相手のOGを誘発。直近の第4節ボーンマス戦でも前後半それぞれにインナーラップから決定的なシュートを放ち、終盤にはこれまたFWのように前線に出没し、アザールのゴールをアシストしている。

 ウイングバックだったコンテ時代も能力の高さは折り紙つきだったが、SBになっても彼が躊躇なくゴール前まで上がり、毎試合のように好機に絡んで実力を発揮しているのも「サッリ・ボール」が機能している証拠だろう。

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