2018.7.12 05:03

フランス、20年ぶり世界一王手!CKからウンティティVヘッド/W杯

フランス、20年ぶり世界一王手!CKからウンティティVヘッド/W杯

先制ゴールのウンティティ(中央)をグリーズマン(左)らが祝福。フランスが3度目の決勝に進出した(ロイター)

先制ゴールのウンティティ(中央)をグリーズマン(左)らが祝福。フランスが3度目の決勝に進出した(ロイター)【拡大】

 ロシアワールドカップ準決勝(10日=日本時間11日、フランス1-0ベルギー、サンクトペテルブルク)フランスがベルギーを1-0で破り、3大会ぶり3度目の決勝(15日)進出を果たした。DFサミュエル・ウンティティ(24)が後半6分に先制点。その後は大会最多14ゴールを挙げたベルギーの攻撃を封じ込め、自国開催だった1998年大会以来2度目の優勝へ王手をかけた。ウンティティは最優秀選手「マン・オブ・ザ・マッチ」(MOM)に選ばれた。

 サンクトペテルブルクの夜空に響いたブーイングが、たちまち歓喜の大合唱に変わった。後半ロスタイムは6分。1点のリードを死守しようとフランスは時間稼ぎに走った。相手サポーターによる怒号も関係ない。決勝進出を告げる笛が響くと、ファンの温かい声援を背に司令塔のFWグリーズマンが涙した。

 「うまく耐えることができた。みんなのパフォーマンスは最高だった」

 “赤い悪魔”による前半の猛攻を耐えしのいで迎えた後半6分。DFウンティティの先制弾を最後まで守り抜いた。1メートル83のセンターバックは、グリーズマンのCKのニアサイドに走り込む。1メートル94のベルギーのMFフェライニに競り勝った。気温18度の肌寒さを吹き飛ばす一撃だった。

 「身長が高くない場合、重要なのは判断」とウンティティ。MOMにも選出された殊勲者は最終ラインでも体を張った。ボール保持率は相手の60%に対してフランスは40%。リードを奪ってからは、より守備に重心を置いて大会最多14ゴールの強敵を完封した。

 19歳のFWエムバペに25歳のMFポグバら平均年齢26歳と今大会参加国の中で2番目に若いチームが結束し、なりふり構わず走る。最後は1998年優勝時の主将だったデシャン監督が時間稼ぎを指示し、「相手は強い。現実的に戦う必要があった」とうなずいた。

 苦い経験がある。地元開催だった2年前の欧州選手権。決勝でポルトガルに延長の末、屈した。準決勝で優勝候補ドイツを破っただけに「少し油断してしまった」とFWジルー。だからこそ今大会は執念がみなぎる。

 20年ぶりの世界一に王手をかけた。「私は歴史に新しいページ、それも最も美しいページを書き加えるために来た」。自国開催の祭典でトロフィーを掲げた指揮官率いる“レ・ブルー(フランス代表の愛称)”が、最高のフィナーレを再演する。

試合結果へ試合日程へ決勝T組み合わせへ

  • 後半6分、ウンティティがCKからヘッド弾。フランスは貴重な1点を最後まで守り抜いた(ロイター)
  • 後半、パスを出す、フランス代表・ポグバ=ロシア・サンクトペテルブルク(撮影・中井誠)
  • 後半、競り合うフランスのエムバペ(左)とベルギーのフェライニ=サンクトペテルブルク(共同)
  • 集合写真を撮影するフランス代表イレブン=ロシア・サンクトペテルブルク(撮影・中井誠)
  • 後半、先制点を決めるフランス代表・ウンティティ(右)=ロシア・サンクトペテルブルク(撮影・中井誠)
  • 後半、先制ゴールを決め、バラン(上)らに祝福されるフランスのウンティティ(中央)=サンクトペテルブルク(共同)
  • 試合に勝ち、フランス代表エルナンデスと抱き合うグリーズマン=ロシア・サンクトペテルブルク(撮影・中井誠)
  • 前半、競り合うフランスのエムバペ(手前)=サンクトペテルブルク(共同)
  • フランス代表・デシャン監督=ロシア・サンクトペテルブルク(撮影・中井誠)
  • 後半、先制ゴールをガッツポーズで喜ぶフランスのデシャン監督=サンクトペテルブルク(共同)
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