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中村憲剛が見るロシアW杯…日本らしく戦う手ごたえが見えた

中村憲剛が見るロシアW杯…日本らしく戦う手ごたえが見えた

日本人らしく戦うサッカーへの手ごたえが見えた

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 ■1勝の重み。すべては初戦から

 みなさん、こんにちは。中村憲剛です。今回はロシア・ワールドカップでベスト16に勝ち上がった日本代表について、僕なりの視点を交えながら語ってみたいと思います。

 大会前にも触れましたが、やはりコロンビアとの初戦で勝ち点を手にしたこと、それも勝ち点3をモノにしたことが大きかったですね。もっと言えば、あの開始3分の大迫(勇也)選手の裏抜け--すべては、あそこから始まったなと。

 あのコロンビアでさえ、立ち上がりに予想もしない事態に巻き込まれてしまう。それがワールドカップ独特の雰囲気、あるいは初戦の難しさ、ということでしょうね。逆に言えば、日本がそこをうまく突くことができた。僕自身、2010年の南アフリカ・ワールドカップで体験しましたが、1勝の重みがどれほど大きいか。それを実感しましたからね。それまでのネガティブなことが、すべてチャラになるような--。

 次に向けて、チーム全体がポジティブな空気に包まれ、それまでにない一体感が生まれていく。まるで、やることなすことうまく転がるみたいに。そうなると、苦しいときでも走れるし、足が出たりするんですよ。つくづくチームというのは生き物だなと。日本人の良さがすごく出たと思いますね。大会直前に監督が代わっても、みんなで一つになろうとする団結力、それを実際にやり遂げる規律や勤勉さ、そして全員が密接にリンクする連動性、それらは高く評価されていいんじゃないかと。

 加えて日本らしいサッカーをやってくれたと思います。誤解を恐れずに言えば、ビビることなく戦えた。相手をあまりにも強大な敵としてとらえてはよくない。それが今大会を通じて、よく分かりましたね。各々が正しいポジションを取り、怖がらずにしっかりパスをつなげば、ボールは回せる。コロンビア戦からベルギー戦までの4試合を見て、実際に戦った選手、スタッフはもちろんのこと、観ていた人たちも含め、みんなそう感じたんじゃないかと思います。守り一辺倒でなくても、十分に戦えるんだと。

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