2018.6.21 14:14

【サッカーコラム】満身創痍の岡崎、不屈の闘志で3大会連続得点狙う

【サッカーコラム】

満身創痍の岡崎、不屈の闘志で3大会連続得点狙う

特集:
No Ball, No Life
岡崎慎司
日本代表・岡崎慎司

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 【No Ball,No Life】満身創痍(そうい)の状態は誰の目にも明らかだった。サッカーW杯ロシア大会に臨む日本代表FW岡崎慎司(レスター)である。

 5月末の合宿合流前から痛めていた左足首に加え、両ふくらはぎも負傷した。練習中に施している両膝のテーピングが痛々しい。ロシアでのベースキャンプ地となるカザン入り後は、4日連続で別メニュー。屋外に姿を見せない日もあり、メンバーの入れ替えも懸念された。

 コロンビアとの1次リーグ初戦に臨む前日の18日、試合会場の取材エリアでのこと。泥臭く、がむしゃらにボールを追うサムライブルーの象徴ともいえる男の言葉に、思わしくない状況が垣間見えた気がした。

 「ここでヘタる訳にはいかない。期待されてメンバーに入って、こんなところで終わるわけにはいかない」

 12日のパラグアイ戦に先発し、後半29分までプレーした。左足首をかばった影響か、その後に両ふくらはぎに違和感を覚えた。負傷に結びつくような激しい接触プレーなどはなかった。

 「個人的には(けがした)理由がなかった。(ロシア入り後)1日や2日待てば痛みは取れると思った」と岡崎。23人のメンバーで3番目の年長者となる32歳。若いとはいえない肉体に痛み止めの注射を打ち、むち打って初戦のピッチにたどり着いた。

 西野朗監督からは「あれだけ体を動かせてチームに貢献でき、ストライカーとしての役割を果たす。替えがきかない」と不変の評価を得る。幾度となく日本の窮地をゴールで救ってきた点取り屋としてのプライドが、岡崎を突き動かす。

 「チームが苦しいときに自分みたいな選手が必要。期待に応えてきた自覚はある。(今回も)何かをしないと、選ばれたことの証明にはならない」

 コロンビア戦は後半40分から出場した。ロスタイムは5分で、勝利を告げる笛が鳴り響くまで前線からプレスをかけた。試合翌日の20日にはカザンの雨雲の下、すがすがしい表情でボールを追いかける32歳の姿があった。

 2010年南アフリカ大会、14年ブラジル大会に続いて立ったW杯のピッチ。3大会連続得点の期待がかかる。「それを目指さないFWはいない」。ストライカーとしての不屈の闘志は、チームメートに、そしてサポーターに、きっと届いているはずだ。(鈴木智紘)

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