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【サッカーコラム】ロシアW杯でVAR導入も、CLやプレミアリーグで採用しないのはなぜか?

【サッカーコラム】

ロシアW杯でVAR導入も、CLやプレミアリーグで採用しないのはなぜか?

特集:
No Ball, No Life
欧州チャンピオンズリーグ決勝、レアル・マドリード対リバプールで相手選手と交錯して転倒し、左肩付近を痛め交代するリバプールのモハメド・サラー(中央)。左から2人目はRマドリードのクリスティアーノ・ロナウド=ウクライナ・キエフ(ロイター)

欧州チャンピオンズリーグ決勝、レアル・マドリード対リバプールで相手選手と交錯して転倒し、左肩付近を痛め交代するリバプールのモハメド・サラー(中央)。左から2人目はRマドリードのクリスティアーノ・ロナウド=ウクライナ・キエフ(ロイター)【拡大】

 【No Ball,No Life】CL決勝でレアル・マドリードのセルヒオ・ラモスがみせた2つのプレーについて、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入されていたらどちらも確認の対象になっていただろう。だろうと仮定したのは、決定権はレフェリーにあり、VARを使用する必要がないと判断されればプレーはそのまま流れるからだ。個人的には確認の対象になっていたと考えるが、決断するのはあくまでもレフェリーである。

 ラモスのプレーを簡単に説明しておくと、前半途中にリバプールのモハメド・サラーと交錯した際に腕がからまり、最後まで引き抜くことなく倒れ込んだ。結果、サラーは左肩を負傷して途中交代となった。さらに、49分にはリバプールのゴール前で混戦となり、飛び込んだラモスの右肘がGKロリス・カリウスの頭に当たり、後の診断においてカリウスは脳振とうを起こしていたとされた。

 ラモスはいずれも故意にラフプレーをしたわけではないとコメントし、欧州サッカー連盟(UEFA)も処分は科していない。ただ、2つのプレーはメディアでも大きく取り上げられ、ラモスは批判され、家族にも中傷するメールが送られたとされている。

 他スポーツよりも動きが遅かったサッカー界が、なぜVARの導入に踏み切ったか。国際サッカー評議会でテクニカル・ダイレクターを務めるデービッド・エラリーは、「メディアのヘッドラインとして取り上げられるような間違いをなくすため」とその理由を説明している。すなわち、まさに今回のようなケースをなくすためだといえる。

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