2018.3.8 12:17(1/3ページ)

PSGが見せつけられた厳しすぎる現実…レアルとの2戦で見えた差とは?

PSGが見せつけられた厳しすぎる現実…レアルとの2戦で見えた差とは?

特集:
2018センバツ高校野球
PSGが見せつけられた厳しすぎる現実…レアルとの2戦で見えた差とは?

PSGが見せつけられた厳しすぎる現実…レアルとの2戦で見えた差とは?【拡大】

 パリサンジェルマン(PSG)対Rマドリードによるチャンピオンズリーグ・ラウンド16第2レグは、レアルが2-1で勝利して、総計5-2で準々決勝進出を決めた。

 この結果は、サプライズでもなんでもなく、いたって順当だった。

 ■見えた「経験の差」

 この試合でレアルは、ファーストレグで3-1というアドバンテージを得ている彼らがやるべきことをきっちりやり、その成果を得た。

 ディフェンスでは相手のスペースを徹底的に潰し、攻撃に転換したときも、むやみに人数をかけて上がることはせずに、絶好のチャンスを待つ。

 そうして後半開始6分という絶妙な時間に先制点を奪った。

 この瞬間、『2点とれば勝ち抜けられる』はずだったPSGの勝算が、『4点とらないと勝てない』ものへと一転した。

 それがどれほど厳しいことかは、前半、レアルの的確な守備にからめとられてほとんどシュートチャンスを得られなかった彼ら自身が痛感していたはずだ。

 1戦目に関しては、ジオバンニ・ロ・チェルソが務めたアンカーのポジションなど、PSGには目立った「穴」もあったが、この2戦目の敗戦に関しては、戦犯が誰かというよりも、総合力としてレアルに及ばなかったという印象だった。

 繰り返し聞かれるのは「経験の差」という決まり文句だが、具体的には、たとえばゲーム上のことでは、43分にキリアン・ムバッペが右ポスト付近で得たシュートシーン。彼はGKケイロール・ナバスの正面に蹴り込んでしまったが、ゴール前に詰めていたエディンソン・カバーニへのパスか、自らシュートか、という微妙なコースに蹴り入れてセカンドチャンスを誘発するといった別のオプションもあったように感じた。

 ムバッペは19歳という年齢以上の逸材だが、ここで先制していたら試合の行方は変わっていたかもしれない、というくらいの絶対的なチャンスで、もう一歩先の判断ができたかどうかはやはり経験値か。

 そして66分のマルコ・ヴェッラッティの退場。前半すでにイエローを受けていた彼は、相手の執拗なチャージをコールしない審判へ苦情を申し立てて2枚目のイエロー、すなわちレッドカードをゲットしてしまった。

 ヴェッラッティの才能は誰もが認めるところで、この試合でも後方からアンヘル・ディ・マリアにピンポイントのロングクロスを供給するなど、チャンスメイカーになれるのは彼をおいてない!という存在であったから、彼の退場は頭数が1人減る以上のダメージをチームに与えた。

 彼の才能を高く評価してファーストチームに定着させたのはかつての指揮官カルロ・アンチェロッティだが、この知将は同時にヴェッラッティの愚行を常に厳しく律していた。その甲斐あって大人になったと思っていたら、こんな大事な試合でやらかしてしまうとは。このあたりのメンタルコントロールも、経験の差だと言われる所以だろう。

 そもそも、3-1というハンディがある状態から勝利を手にするには、まずもってミスは許されない。その上で、相手と同等なプレーをするのでは足りず、プラスαの勝ち要素がなければスコアで上回れない。

【続きを読む】

  1. サンスポ
  2. サッカー
  3. 欧州CL・海外etc
  4. PSGが見せつけられた厳しすぎる現実…レアルとの2戦で見えた差とは?