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泥にまみれて輝くレアル、ベルナベウは再び魔法に包まれるか

泥にまみれて輝くレアル、ベルナベウは再び魔法に包まれるか

泥にまみれて輝くマドリー、ベルナベウは再び魔法に包まれるか

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 ■ジダン・マドリーの凋落、その背景

 ジダン・マドリーの凋落は、いつから忍び寄っていたのか。それは昨夏のプラニングが、もっと言えば、昨季に絶対王者となったときに生まれた慢心がしからしめたのかもしれない。

 昨季と今季の陣容について言及すれば、ジダン監督が主力と捉えている選手たち、それ以外の選手たちの質は異なる。昨夏には契約延長交渉が決裂したペペ、出場機会に不満を持っていたアルバロ・モラタ、ハメス・ロドリゲスがこのクラブを出て行ったが、代わりに加入したのはダニ・セバジョス、テオ・エルナンデス、ヘスス・バジェホ、ボルハ・マジョラルと21歳以下の将来有望な若手ばかり。昨季、選手層の厚さによって実現に至り、革命的とも持て囃されたプランAとプランBの使い分けは、今季に入って機能しなくなってしまった。

 そして主力選手たちを使ったピッチ上でのパフォーマンスについても、今季に陰りが見えた。スーペルコパ・デ・エスパーニャのセカンドレグ、Rマドリードは9年ぶりにバルセロナにボールポゼッション率で勝り2-0で勝利し、ジェラール・ピケに「マドリーに上回られたという感覚を初めて植え付けられた」と言わしめた。しかし、いざリーガエスパニョーラが開幕してシーズンが本格化すると、ピケの完敗宣言を導いた華麗なはずのパス回しは、絶対王者を前にモチベーションと警戒心を最大限にまで高めつつ、後方に引いて守る相手を崩し切るものにならなかった。

 今季のマドリーはトランジションで優位な局面を形づくろうとせず、イスコをはじめとした個人頼みの攻撃を仕掛ける場面が目についた。絶対王者の矜持と言えば聞こえはいい。が、それでは個々の力を生かし切ることはできず、強引にフィニッシュまで持ち込もうとして「ボールがゴールに入りたがらない」現象が生じることに(ゆえにクリスティアーノ・ロナウドのただ押し込むだけでいいゴールは見られない)。そうしてゴールが決まらない焦りから過剰なまでに前のめりになり(土壇場でゴールを決めてきたモラタはもういない)、相手のカウンターの餌食となってきた。

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