2017.12.29 11:00(3/3ページ)

【二十歳のころ 高倉麻子(4)】澤とのパスで理解した世界に通じるプレー

【二十歳のころ 高倉麻子(4)】

澤とのパスで理解した世界に通じるプレー

特集:
二十歳のころ
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の高倉麻子監督

サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の高倉麻子監督【拡大】

 バックグラウンドが違うので、今の選手たちに『自分のころは』みたいな話はしません。ただ、恵まれているのが当たり前とは思ってほしくない。不自由なくサッカーに打ち込める環境が当たり前だと思うと、女子サッカーのよさでもあるハングリーさが消えてしまう。澤穂希だって、15歳で初めて代表にきたときは、アピールするためにランニングの時からわざとらしく先頭を走っていた。

 今の選手には、私たちのころと別の種類の大変さがある。女子サッカーが世界的に伸びている。世界最強の米国ですら世代交代に苦しむほどに勢力図が変わり、簡単に勝てなくなりました。いままでと同じ方法では勝つことはできません。ゴール前などでフィジカルのぶつかり合いは避けられない競技。代表合宿の臨時コーチに元陸上日本代表の朝原宣治さんを呼ぶなど、新しいこともどんどん試しています。

 プレーから教えることに変わっただけで、サッカーがうまくなりたいという気持ちは、二十歳のころと同じです。 (おわり)

  1. サンスポ
  2. サッカー
  3. 日本代表
  4. 【二十歳のころ 高倉麻子(4)】澤とのパスで理解した世界に通じるプレー