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【乾坤一筆】ロマン派・ペトロビッチ監督が貫いた 楽しませる「0-0より3-3」

【乾坤一筆】

ロマン派・ペトロビッチ監督が貫いた 楽しませる「0-0より3-3」

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
ミハイロ・ペトロビッチ監督

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 サッカーという競技はリスクを冒す気持ちを失うと、一向に決着がつかなくなる。それを実感したのは、2014年W杯ブラジル大会の現地取材。重圧が増す決勝トーナメントに入ると、相手のミスや偶発的なゴールを待つ持久戦が増え、延長&PK戦にもつれ込む試合が半数を占めた。

 J1の年間306試合を過去5年にさかのぼると、「0-0」の発生率は6・5%。不思議なもので、欧州主要リーグでも6~7%台の範囲に収まる。この数字をさらに下げるべく、ルール改正の議論は尽きない。0-0のドローに限り勝ち点1ではなく0にすべし、との意見もある。

 元オランダ代表のスーパースターで、監督としてもバルセロナ(スペイン)の基礎を築いたヨハン・クライフ氏(故人)の口癖は「美しく勝て」。サッカーをより楽しいものに進化させるのは、やはりロマンチストである。

浅井 武(あさい・たけし)

 2003年入社、整理部を皮切りに東北地区、プロ野球巨人、一般スポーツなどを担当。現在はサッカー担当キャップ。第1子(長男)の夜泣きに起こされ、深夜のゆりかごダンスが日課。

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