G大阪は初瀬が初ゴールを決めるなど猛烈アピールに成功した(撮影・甘利慈)【拡大】
天皇杯全日本選手権第3日(21日、福山市竹ケ端運動公園陸上競技場ほか)G大阪は3-0でヴェルスパ大分を下し、2大会ぶりVに向けて初戦突破。前半こそ攻めあぐねたが、19歳のDF初瀬が得意のクロスでゴールをこじ開け、さらにダメ押しの3点目をゲット。プロ初ゴールとなった。
「チャンスがあると思っていた。(初得点は)きれいじゃないけど、自分らしいかなとも思う」
前半は5バックでがっちり固めた格下のゴールに届かず、ブーイングもされたが、後半13分に先制点。左サイドから初瀬がニアにセンタリングすると、相手DFの頭に当たってゴールネットを揺らした。「どっちが触ってもいいように」と初瀬にとっては狙い通り。さらに2-0とした後半43分には右から上げたクロスがそのままゴールに吸い込まれ、プロ2年目で初ゴールも生まれた。
5月にはU-20(20歳以下)W杯(韓国)も経験したが、チームでは定位置を奪えていない。それだけに「アピールはできたと思う」と確かな手応えを得ていた。(大石豊佳)