2016.3.17 13:44

【サッカーコラム】川崎が攻撃的なスタイルを貫く限り、大久保の4年連続得点王の可能性は高い

【サッカーコラム】

川崎が攻撃的なスタイルを貫く限り、大久保の4年連続得点王の可能性は高い

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No Ball, No Life
常に攻撃的な姿勢を崩さない川崎・大久保嘉人

常に攻撃的な姿勢を崩さない川崎・大久保嘉人【拡大】

 【No Ball,No Life】

 J1が開幕して第3節までが終了した。すでに監督が交代した残念なクラブもあるように、わずか数試合であっても、今後の展開を占う上では重要な資料となる。

 注目したいのは2勝1分けとリーグ唯一の無敗を守り、2009年以来の単独首位に立った川崎だ。スコアを振り返ると広島に1-0、湘南に4-4、名古屋に3-2。ショートパスをつないで相手を崩す風間八宏監督の戦術は健在で、開幕節以外は派手な打ち合いを演じた。

 総得点8はリーグ最多。この攻撃的なスタイルを貫く限りは、FW大久保嘉人が4年連続の得点王に輝く可能性は高いのではないかと思う。33歳になってもゴールへの意欲にまったく陰りはなく、縦パスが出てこないと両手を広げるジェスチャーで味方に抗議している。

 「失点はフロンターレらしさ。だから、もっともっと点を取らないといけない」

 この割り切りがゴール量産の秘訣。自身2戦連発となるゴールを決めた名古屋戦後も、「今年は攻撃のクオリティーが低い。危険なところにパスが出ていない。縦に出してほしいのに、サイドに行ってしまう」と満足していなかった。今季加入したFW森本、MF狩野との連係が高まれば、好機も増えると思う。

 他チームを見ると、昨季第1ステージで無敗優勝を飾った浦和が2位につけた。実力もさることながら、開幕5節のカードが柏、磐田、福岡、湘南、甲府と恵まれた。昨季J1の下位チームか、J2からの昇格組ばかりでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との連戦を考えると、勝ち点の取りこぼしは最小限で済みそうだ。

 6月には鹿島、G大阪、広島との「天王山3連戦」が待っており、そこを乗り越えれば第1S連覇の芽も出る。いよいよ春到来で、サッカー観戦が楽しみな季節。攻撃的でファンを魅了する関東の2チームに期待したい。(浅井武)