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【賀川浩観戦記「ロシアへの道」】本田&長友悪くないが…スペシャリストいないハリルJ、ポジションプレーの練習不足浮き彫り

【賀川浩観戦記「ロシアへの道」】

本田&長友悪くないが…スペシャリストいないハリルJ、ポジションプレーの練習不足浮き彫り

特集:
賀川浩観戦記
長友佑都
後半、ドリブルで攻め込む本田(中央)=マスカット(共同)

後半、ドリブルで攻め込む本田(中央)=マスカット(共同)【拡大】

 国際サッカー連盟(FIFA)会長賞を受賞した現役最年長のサッカージャーナリスト、賀川浩氏(90)=元大阪サンケイスポーツ編集局長=が日本-シリアの観戦記を寄せた。クラブで出場機会を失っていたFW本田圭佑(27)=ACミラン、長友佑都(27)=インテルミラノ=に合格点をつけたが、前半の好機を逸したチームにはポジションプレーの練習量不足を指摘した。

 シリアは内戦とIS(イスラム国)の脅威にさらされて、国内が混乱し、難民が近隣諸国にあふれている。対する日本は2020年の五輪を東京で引き受けようという平和の象徴のような国だ。お互いがまったく違う立場であっても、W杯の出場権を争うために国を背負って予選に臨む。これがサッカーのおもしろさであるし、サッカーたるゆえんだろう。

 所属クラブで出場機会を失っていた本田と長友に注目していた。2人とも実戦から遠ざかっていたが、思っていた以上にしっかりと自分のプレーを出せていたのはよかった。ゲームに出ることを新鮮に感じているようでチャンスをいくつか作っていた。

 中近東では避けられないこの高温多湿のコンディション。キックオフ時点で35度近くあった気温が下がってくる後半に日本がどういったプレーを見せるか、注視していた。ハーフタイム後は香川、本田を中心とした日本のボールが回り始めた。ついて行けないシリアは後半10分にはディフェンスラインの裏に抜け出した岡崎にDFが遅れて体当たりする形になり、PKとなった。

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  • 後半、先制のPKを決めた本田=マスカット(共同)
  • シリア戦の後半、先制のPKを決める本田=オマーン・マスカット(共同)
  • 前半、突破をはかる長友=オマーン・シーブスタジアム(撮影・中井誠)
  • 前半、突破をはかる長友(右)=オマーン・シーブスタジアム(撮影・中井誠)
  • 後半、2点目のゴールを決め香川(右)と喜ぶ岡崎=マスカット(共同)
  • 前半、ドリブルで攻め込む香川=マスカット(共同)
  • 前半、突破をはかる香川(右)=オマーン・シーブスタジアム(撮影・中井誠)
  • 後半、2点目のゴールを決める岡崎=マスカット(共同)
  • 後半、ペナルティーエリアで倒される岡崎(左)。PKとなる=マスカット(共同)
  • 前半、シュートを放つ岡崎=マスカット(共同)
  • 前半、競り合う岡崎(右)=オマーン・シーブスタジアム(撮影・中井誠)