2014.7.13 15:55

【データで見るブラジル完敗】シュート本数で上回るも精度に欠けた

特集:
動画&データで見るW杯
オランダに完敗し、ぼうぜんとするブラジルイレブン=ブラジリア(共同)

オランダに完敗し、ぼうぜんとするブラジルイレブン=ブラジリア(共同)【拡大】

 ブラジルワールドカップ3位決定戦(12日、ブラジル0-3オランダ、ブラジリア)ブラジルは開始直後にPKを取られ失点。16分にはダビド・ルイスがクリアしたボールをオランダ・ブリントが冷静に沈め2ー0。その後は無理をしないオランダに対し、ブラジルがボールを支配する展開も効果的な攻めができず。後半アディショナルタイム、ワイナルドゥムに3点目を決められオランダに0ー3で敗れた。ボールを支配しながら攻めきれなかったブラジル、この試合をデータで振り返った。(データ提供元:Opta)

 90分を通じてのシュート数(Total Shots)は、ブラジルが11本とオランダの8本を上回るものの、ゴールの可能性がより高いとされるペナルティーエリア内からのシュート(Shots from insite the box)はわずか4本。シュート精度(Shot Accuracy)は、オランダの57・1%に対し25・0%と、ブラジルが決定機を欠いていた。

攻撃面での比較

写真を拡大する

 パスの本数ではブラジルのパス本数(Total Passes)はオランダを143本(ブラジル483、オランダ340)上回っていたが、ロングパスの割合(Long Passes)は9・7%のブラジルよりオランダ(12・6%)のほうが高かった。

パス本数などの比較

写真を拡大する

 下の図は、ブラジルのパスやシュートまでの軌跡を示したもので、赤のラインは失敗に終わったもの、緑のラインは成功したものである。ブラジルは、前線へ向けた縦パスに失敗が多い。中盤での横方向の細かいパス回しでしのぎながらシュートの機会をうかがうも、PA枠内へのパスはオランダの堅い守備に阻まれ、ことごとく失敗に終わっている。

ブラジルの失敗したクロス、パス、シュート ブラジルの成功したクロス、パス、枠内へのシュート

写真を拡大する写真を拡大する

 対して、オランダのパスの軌跡図を見てみると、失敗・成功ともに前線への縦のパスが多い。ブラジルに比べ本数自体は少ないが、ロングパスを多用しながら、短時間で前線にボールを供給し、チャンスを生み出そうとしていたことが分かる。失敗したシュートの軌跡(赤)もゴール枠内で終わっており、シュート精度の高さが読み取れる。

オランダの失敗したクロス、パス、シュート オランダの成功したクロス、パス、枠内へのシュート

写真を拡大する写真を拡大する

 下の図から、ブラジルが圧倒的にボールを支配(Possssion)していたことがわかる。前半(左)はブラジル55%、オランダ45%と、10ポイントの差だったが、2点リードされた後半(右)には、ブラジル62・9%、オランダ37・1%と20ポイント以上の差が生まれている。しかし、オランダ陣内での攻防は26・1%と伸びず。ボールを支配するも、攻めきれなかったことが伺える。

前半のポゼッション率 後半のポゼッション率

写真を拡大する写真を拡大する

 ボール支配率や1対1での勝率の次の表で特筆すべきは、オランダの空中戦(Aerial Duels Won)での勝率。60・7%とブラジルの39・3%をはるかに上回っている。

ポゼッション率、競り合い成功率などの比較

写真を拡大する

 下の表は、両チームの守備を振り返ったものであるが、オランダはタックルの勝率(Tackles Won)でもブラジルを上回り(オランダ81・3%、ブラジル72・2%)、ボールをインターセプト(Interceptions)した回数においてもオランダのほうが8回多い(オランダ22、ブラジル14)。ブラジルはオランダの守備に完璧につぶされていたことがわかる。

守備面での比較

写真を拡大する

試合結果へ

決勝T日程

決勝T組み合わせ