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【ザックJ敗退の真実(5)】調子上がらない本田を超える選手は現れず

特集:
ザックJ敗退の真実
本田圭佑
ザック監督(左)と話し込む本田。新たなエースの出現が望まれる

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 昨年10月の東欧遠征。ザッケローニ監督の部屋にノックの音が響いた。立っていたのはFW本田、MF遠藤、MF長谷部。コンフェデレーションズ杯での3連敗を踏まえ、堅実な守備からの縦に速いシンプルな攻撃を加えようと練習で取り組み始めていた矢先、本田は直談判した。

 「自分たちのサッカーにこだわりたい」

 ザック監督が部屋に残した長谷部に聞くと、「チームの総意ではない」という。しかし、発足当時から貢献してきた3人の意思を指揮官は受け入れ、攻撃サッカーを貫く覚悟を決めた。

 「史上最強」の呼び声に反し、1次リーグ敗退に終わった2006年ドイツ大会では中田英寿氏というアンタッチャブルな存在が団結の壁になった。当時と重ね、本田を批判する声もある。

 東欧遠征のベラルーシ戦後。サポーターに向かって整列しなかった本田に、GK川島は厳しい口調で「挨拶はきちんとしろ」と叱責した。一触即発ムードが漂った。

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