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【ザックJ敗退の真実(4)】“劇薬”大久保を生かし切れず

特集:
ザックJ敗退の真実
コロンビア戦後、大久保(右)を出迎えるザッケローニ監督。サプライズ招集したFWを生かし切れなかった

コロンビア戦後、大久保(右)を出迎えるザッケローニ監督。サプライズ招集したFWを生かし切れなかった【拡大】

 FW大久保は、いてもたってもいられなかった。コートジボワールとの初戦に敗れ、拠点イトゥに戻ると、1対1での直談判のため、ザッケローニ監督を訪れた。

 「選手同士の距離をもっと近くした方がいい。みんな、スッキリとプレーできていない」

 指揮官は2年3カ月も呼んでいなかった大久保をサプライズ招集した。前年のJ1得点王の加入。それは副作用も大きい“劇薬”となった。

 日本協会関係者によると、監督が大久保を招集したのは、試合の流れを変える「ジョーカー役」としての期待からだったという。

 しかし、大久保はジョーカー以上の力を発揮した。壮行試合のキプロス戦(埼玉)では停滞した流れを打ち破り、開幕直前の強化試合・ザンビア戦(米タンパ)では試合終了間際のゴールで逆転勝利に導いた。動きの重いFW陣の中で存在感は際立っていた。ピッチ外でもFW柿谷らに慕われ、指揮官は無視できなくなっていた。

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