2014.6.9 14:32

W杯韓国代表、親善試合で「ニセ背番号」使用へ 対戦国のかく乱狙い

 サッカーW杯に出場する韓国代表チームが、10日午前8時(韓国時間)に米フロリダ州マイアミ・サンライフスタジアム)で行われる本番前最後となるガーナとの親善試合に、「ニセ背番号」を付けて出場することが9日、分かった。韓国・聯合ニュースなど複数のメディアが報じている。

 報道によると、大韓サッカー協会関係者が9日、「代表チームの戦力露出を最小限に止めるため、ガーナ戦での選手たちの背番号をすべて変えることにした」と明らかにしたという。

 韓国代表チームは、先月28日、ソウル・ワールドカップ競技場で開かれたチュニジアとの「ワールドカップ出征式」でも国際サッカー連盟(FIFA)に提出した背番号とは全く違う背番号を付けて競技を行った。

 このため、キム・ボギョンは本来7番ではなく、パク・ジュヨンの背番号である10番を付けて出場し、パク・ジュヨンは10番ではなく18番で出場した。

 代表チームがガーナ戦で再び「ニセ背番号」を付けることにしたのは、今回の試合がワールドカップ本戦舞台を控えて最後に行われる競技であるだけでなく、1次リーグの相手国に戦力を最大限隠すという狙いがあるという。特に今回の試合に、1次リーグで3戦目に戦うベルギーの戦力分析要員が来ることになったことも今回の決定に一役買ったとも報じている。

 韓国メディアの中には、「ニセ背番号」の報道に接したネチズン(ネット市民)の意見として、「賢明な選択です」「ホン・ミョンボ号、太極戦士ファイティング」など肯定的な意見だけを採り上げているものもあるが、記事についているコメント欄では、「あ~あ、意味がない!」「実力は0のくせに、こざかしい策ばかり使うな」「正直言ってこれが戦術ですか?本当にあきれる」と批判的な意見が噴出している。

 仮に、日本代表の本田や香川、長友といった選手が背番号だけを変えても、顔と名前はもちろん、ポジションやプレースタイルですぐにバレるだろうし、この程度でかく乱される相手国もいないだろう。韓国代表にとっても同じだと思うのだが…。

 ホン・ミョンボ監督は5日、合宿を行っている米マイアミで記者懇談会の席で、グループH(ベルギー、ロシア、アルジェリア)の対戦国が積極的に韓国の戦力分析をしていないことについて、「無視されるのは戦略的にかえっていいこと」としながらも、「このように無視するべきではない」と語っているが、「無視すべきでない」というなら、正々堂々と戦えばいいのではないだろうか。