2014.5.28 05:00

【W杯名勝負列伝】1990年イタリア大会開幕戦 カメルーン1-0アルゼンチン

特集:
W杯名勝負列伝

 1990年イタリア大会の開幕を飾ったのは、前回王者アルゼンチンと「不屈のライオン」の異名を取るカメルーンの一戦。MFマラドーナが足首の故障で本来のプレーができないアルゼンチンは苦戦。カメルーンの激しい守備で前半を0-0で折り返した。

 後半22分。左タッチライン際からMFリビが入れたクロスを、相手DFと競ったFWマカナキーが右足に当てゴール前に高く上がる。反応したFWオマン・ビイクが驚異的なジャンプの頂点でとらえたボールは真下にたたきつけられるように落ち、GKプンピードはなすすべがなかった。

 MFカナ・ビイクが退場し10人で戦っていたカメルーンは1点を守ろうとせず果敢に追加点を狙う。44分、DFマッシンが2度目の警告で退場して9人となったが、しのぎきり1-0でW杯初勝利。そこから旋風を巻き起こし、アフリカ勢初のベスト8に進出した。

 「われわれはすべてを失った」とマラドーナはうなだれたが、アルゼンチンもその後に巻き返して準優勝だった。(おわり)

(紙面から)