2014.5.25 05:00

【W杯名勝負列伝】1966年イングランド大会決勝 イングランド4-2西ドイツ

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W杯名勝負列伝

 1966年大会決勝は開催国イングランドと西ドイツの顔合わせ。「聖地」ウェンブリー・スタジアムは超満員となった。

 前半12分に西ドイツが先制するが、イングランドが6分後に同点。さらに後半33分、MFピーターズの逆転ゴールで試合は決まったかに見えた。だが、ここから粘るのが西ドイツ。ロスタイムにDFウェーバーがこぼれ球を押し込んだ。

 延長に突入し、前半11分。イングランドFWハーストのシュートはバーをたたいて真下に落ちた。ゴールラインを割ったかどうか微妙だったが、ディーンスト主審は線審に確認し、ゴールを認めた。西ドイツの猛抗議にも判定は覆らず、終了直前にハーストが決勝初となるハットトリックを決め、イングランドが4-2で初優勝した。

 当時20歳だった西ドイツのベッケンバウアーは、「ボールの落下地点がはっきり見えた。あれはゴールではなかった」と後に振り返った。今でも「疑惑のゴール」論争が続いている。

(紙面から)