2014.5.22 05:00

【W杯名勝負列伝】66年イングランド大会1次リーグ 北朝鮮1-0イタリア

特集:
W杯名勝負列伝

 1966年イングランド大会。1次リーグ4組の北朝鮮は初戦でソ連に0-3、続くチリ戦は1-1で最終戦のイタリア戦を迎えた。

 豊富な運動量を武器にショートパスでゲームを組み立てる北朝鮮が優位に試合を進め、前半34分に相手FWブルガレッリが負傷退場。当時は選手交代がなく、残り時間を10人で戦わなければならない。そして42分。北朝鮮は中盤でボールを奪うとFW朴斗翼がゴールを決め、後半はイタリアの猛攻に耐えて1-0で逃げ切った。各国の記者は「W杯史上、最大の番狂わせ」と報道した。

 北朝鮮は組の2位で決勝トーナメントに進出。ポルトガルと対戦した準々決勝も序盤を3-0とリードして驚かせた。しかし、FWエウゼビオに4ゴールを許し、3-5の大逆転負け。それでも全力を尽くしたプレーに拍手が送られた。

 イタリアは1次リーグで敗れて帰国した空港で、激怒したファンから罵声と腐ったトマトを投げつけられた。

(紙面から)