2014.5.12 05:00

【W杯のスーパースター】西ドイツ代表 ゲルト・ミュラー

特集:
W杯のスーパースター

 いつの間にかゴール前に現れ、難しい角度や無理な体勢でも得点の山を築き、「爆撃機」の異名を取ったゲルト・ミュラー。西ドイツ代表で62試合68ゴール。1試合平均1ゴールを上回る決定力は驚異と言うしかない。

 W杯デビューは1970年メキシコ大会。いきなり10ゴールで得点王に輝き、そのほとんどが決勝点だった。

 自国開催の74年大会決勝のオランダ戦。前半43分。MFボンホフがドリブルから低いクロスを送る。ミュラーはトラップを失敗し、後ろにそらしてしまう。しかし、素早くリカバリー。後方に反転すると、体をひねって右足でシュート。決勝点をたたき出した。

 母国を世界一に導くゴールを花道に、惜しまれながら28歳で代表を引退した。W杯2大会で通算14ゴールを挙げ、2006年ドイツ大会でロナウド(ブラジル)に抜かれるまで、トップに君臨した。  

ゲルト・ミュラー(Gerd Muller)

 1945年11月3日生まれ、68歳。西ドイツ・ネルトリンゲン出身。FW。代表通算62試合出場68得点。W杯は2回出場(70年3位&得点王、74年優勝)で13試合14得点(史上2位)。バイエルン・ミュンヘンで欧州チャンピオンズ杯(現欧州CL)3年連続優勝。ブンデスリーガ優勝4回、得点王7回。1メートル75、77キロ。

(紙面から)