2014.5.9 05:00

【W杯のスーパースター】フランス代表 プラティニ

特集:
W杯のスーパースター

 ユニホームのすそを出し、ストッキングをくるぶしまで降ろした、だらしない格好も、プラティニがやるとエレガントに見えた。1976年3月27日のチェコスロバキア(当時)戦に20歳で出場。フリーキックを決め、フランス代表デビューを飾った。

 83年からバロンドール(欧州年間最優秀選手)を3年連続して獲得。86年メキシコ大会を絶頂期で迎え、準々決勝・ブラジル戦は31歳の誕生日だった。

 MFジーコ率いるブラジルに先制を許すが、前半40分。FWロシュトーの低いクロスは相手DFをかすめてゴール前に。GKも、飛び込むFWストピラも触れることができず逆サイドに抜けた。そこに走り込んでいたプラティニが難なく流し込んで同点とした。

 スリリングな攻防戦は「史上最も美しい試合」といわれ、1-1のまま終了。PK戦でフランスが勝利したが、準決勝で西ドイツに敗退。3回出場したW杯で“将軍”は無冠に終わった。

ミシェル・プラティニ(Michel Platini)

 1955年6月21日生まれ、58歳。フランス・ジェフ出身。攻撃的MF。代表通算72試合41得点。W杯は3回出場(78年1次L敗退、82年4位、86年3位)で14試合5得点。ユベントスで83、85年度にセリエA優勝。84年欧州選手権で得点王と優勝。引退後はフランス代表監督を務め、現在は欧州サッカー連盟会長、国際サッカー連盟副会長などの要職を務める。1メートル78、74キロ。

(紙面から)