2014.5.7 05:00

【W杯のスーパースター】イタリア代表 バッジョ

特集:
W杯のスーパースター
94年W杯決勝。PK戦でシュートを外し、うなだれるバッジョ(手前)の奥で、優勝したブラジルは大喜び (ロイター)

94年W杯決勝。PK戦でシュートを外し、うなだれるバッジョ(手前)の奥で、優勝したブラジルは大喜び (ロイター)【拡大】

 早くから将来を嘱望され、華麗なプレーで世界中を魅了。「イタリアの至宝」といわれた。

 自国開催の1990年イタリアW杯で頭角を現し、93年にバロンドール(欧州最優秀選手=当時)を受賞。エースとして臨んだ94年米国W杯では決勝トーナメント1回戦で同点ゴール&延長で決勝PK。準々決勝で決勝ゴール。準決勝も2ゴールと絶好調だった。

 決勝のブラジル戦は0-0のまま、史上初のPK戦決着となった。2-3で迎えた最後のキッカーがバッジョ。ボールはゴール左上を大きく越えていき失敗。バッジョは両膝に手をつき、がっくりうなだれた。「PKを止められることはあっても、枠を外したことは1度もなかった」と後に振り返った。

 W杯最後の試合は98年フランス大会の準々決勝・フランス戦。これもPK戦にもつれ込み、1番目のキッカーでゴールを決め4年前の悪夢を振り払った。しかし、3-4で敗れイタリアは3大会連続PK戦で敗退。そのすべてでPKを蹴ったのはバッジョだけだった。

ロベルト・バッジョ(Roberto Baggio)

 1967年2月18日生まれ、47歳。イタリア・ビチェンツァ出身。FW、MF。代表通算56試合27得点。W杯は3度出場し90年は3位、94年は準優勝、16試合9得点。83年にセリエCのビチェンツァでデビュー。フィオレンティナで頭角を現し、90年にユベントスに移籍し93年にUEFA杯(現欧州リーグ)、94~95年にセリエAで優勝した。1メートル74、73キロ。

(紙面から)