2014.5.5 05:00

【W杯のスーパースター】西ドイツ代表 ベッケンバウアー

特集:
W杯のスーパースター

 サッカーに「リベロ」という概念を定着させた西ドイツの誇るスーパースター。“皇帝”の異名を取るベッケンバウアー。20歳で出場した1966年イングランド大会で準優勝に貢献したが、ポジションはリベロでなくMFだった。

 70年メキシコ大会の準決勝イタリア戦。延長直前に相手DFと接触して転倒、右肩を脱臼する。交代枠を使い切っていたため、右腕を胸に当てたままバンデージで固定してフル出場。世界中に感動を巻き起こした。

 自国開催の74年大会は主将を務め、特定の相手をマークせず自由に動くDF、リベロを確立した。チームを最後尾から鼓舞し、時には果敢な攻撃参加を見せ、劣勢が予想されたオランダとの決勝でも逆転勝ちした。

 引退後は監督として西ドイツを率いて90年イタリア大会に優勝。史上初めて主将と監督の両方で優勝を経験した。2006年ドイツ大会を招致し、組織委員長として大会を成功に導いた。

フランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)

 1945年9月11日生まれ、西ドイツ・ミュンヘン出身。DF、MF。代表通算103試合14得点。W杯は3回出場(66年準優勝、70年3位、74年優勝)で18試合5得点。監督でも86年準優勝、90年優勝。バイエルン・ミュンヘンで3季連続欧州チャンピオンズ杯(現欧州CL)を制覇。72年、76年の欧州年間最優秀選手。1メートル81、75キロ。

(紙面から)