2014.4.5 05:04(3/3ページ)

日本人初!宮本氏、TSG「世界の10人」入り

ブラジルW杯で試合を分析し、リポートをまとめることになった宮本氏

ブラジルW杯で試合を分析し、リポートをまとめることになった宮本氏【拡大】

 ブラジルW杯で宮本氏は、事前に16カ国の練習を見て、各国監督にインタビュー。その上で1次リーグでは日本戦を除く8試合、決勝トーナメントは最低2試合を観戦。各国が採用した布陣や戦術は試合終了後、数時間以内にまとめ、詳細な分析も24時間以内に提出と、時間に追われることになる。大会後にはブラジルW杯を総括する、分厚いリポートが発刊される予定だ。

 貴重な経験について宮本氏は「日本サッカーに還元するなどというのは、おこがましい」と言うが、日本協会の田嶋副会長は「今まではFIFAのテクニカル部門に入れる人材がそれほどいなかった。これを契機に増やしていきたい」と期待した。宮本氏が記すリポートが日本の、世界のサッカーの教本となる。

テクニカル・スタディー・グループ

 サッカー全般のさらなるレベルアップを目的に、試合を分析してテクニカルリポートを作成するグループ。技術や戦術、傾向などを分析し、試合ごとだけでなく大会の総括リポートも作成する。リポートに基づいて強化を進めていくことが各チームの常識となっている。W杯では1966年イングランド大会から導入され、2002年日韓大会では元日本代表監督のオシム氏が務めた。06年ドイツ大会では浦和元監督のオジェック氏がヘッド格だった。

宮本 恒靖(みやもと・つねやす)

 1977(昭和52)年2月7日生まれ、37歳。大阪・富田林市出身。同志社大卒。G大阪ユースから95年にトップチームに昇格。2002年日韓、06年ドイツW杯に出場した。11年に神戸で現役を引退。昨年、国際サッカー連盟(FIFA)運営の大学院「FIFAマスター」を修了。ことし1月、Jリーグの特任理事に就任した。J1通算337試合8得点。日本代表通算71試合3得点。現役時代のサイズは1メートル76、72キロ。

日本代表候補へ

(紙面から)