2014.3.10 21:01

ミラン本田の大叔父、大三郎氏が60年越しの卒業証書に感無量

特集:
本田圭佑
約60年越しに卒業が特別認定された本田大三郎氏(中央)は、“同期”の大学生たちに囲まれて笑顔を見せた

約60年越しに卒業が特別認定された本田大三郎氏(中央)は、“同期”の大学生たちに囲まれて笑顔を見せた【拡大】

 サッカー日本代表MF本田圭佑(27)=ACミラン=の大叔父で、1964年東京五輪カヌー日本代表の本田大三郎氏(79)=マホロバ・ホンダカヌースクール代表=が10日、東京世田谷区の日体大で卒業式に出席。53年に体育学科に入学も、中退していた同大から特別卒業認定を受け、喜びの卒業証書を授与された。

 「もう1回勉強し直さなければいけない気持ちになっています」。約60年越しの証書を壇上で受け取った大三郎氏は、喜びの表情でさらに意気軒高。当時、母が家を売ったお金で入学させてくれた日体大だったが、経済的な苦境は続き、大学2年時で中退を決意した。

 だが、同大から「社会に顕著な功績を挙げた」として卒業を特別に認定された。大三郎氏は「当時『日体』の字は『日體』と書き、先輩たちからも『骨が豊かになるまで努力しろ』といわれたものでしたが、今は、にんべんに、本当の『本』と書きます。今度は『本当の人間』を作ることになったんだ、ときょう気がつきました」と感無量の表情。最後は壇上から、「来年80歳になりますが、100歳まで頑張ります。同窓会があったら呼んでください」と、若い“同期”の卒業生たちに呼びかけ、拍手と喝采を浴びた。

 この日はJリーグ・V川崎(現東京V)などで監督を務めた現サッカー解説者・松木安太郎氏(56)も、同じくサッカーに専念するために82年に中退していた同大から、卒業を特別認定された。同大では昨年、特別卒業の「第1号」として俳優の千葉真一(75)に証書を授与している。