2014.1.20 05:02

吉備国際大、創部13年目で初日本一!/大学女子選手権

決勝点を挙げ、仲間と抱き合う高野(左から2人目)。吉備国際大は初優勝を遂げた (撮影・小倉元司)

決勝点を挙げ、仲間と抱き合う高野(左から2人目)。吉備国際大は初優勝を遂げた (撮影・小倉元司)【拡大】

 サッカー・全日本大学女子選手権(19日、味の素フィールド西が丘=サンケイスポーツなど後援)決勝を行い、吉備国際大(中国1)が筑波大(関東6)を延長の末に2-1で破り、初優勝を飾った。MF杉田亜未主将(4年)を中心に昨季1年間、なでしこリーグで戦った経験を生かして悲願を達成した。筑波大は国公立大として初めて決勝に進んだが、あと一歩で涙をのんだ。

 激闘に終止符を打つホイッスルに、吉備国際大イレブンは歓喜の輪を作った。MF杉田主将は「1年間日本一になることだけを考えてきた。本当にうれしい」と喜びに浸った。

 前半34分に右CKをDF鎌田蘭(4年)が頭で合わせ先制。後半32分に追いつかれるも延長前半終了間際、先制点をアシストしたMF高野紗希(3年)がスルーパスに抜け出して決勝点。創部13年目で日本一をたぐり寄せた。

 昨季、なでしこリーグに初参戦。寄せの速さや球際の強さなど「経験したことのないレベル」(杉田)の中で経験を積んだ。さらにシーズン途中から女子では異例の3-4-3布陣を導入。J1広島や浦和が採用する、守備では5-4-1、攻撃では4-1-5に変化する戦術が実を結んだ。

 試合前には控え選手が徹夜で作ったモチベーションビデオで発奮。延長開始前には、過去の勝利した瞬間の写真を引き伸ばしたポスターをベンチで見て集中力を高めた。杉田は「あれがあったから走り切れた」と感謝。吉備国際大の名が大会の歴史に刻まれた。 (伊藤昇)

(紙面から)