乾フル出場…ベティスが熱狂ダービーで今季初勝利!

提供:Goal.com

 2日のリーガ・エスパニョーラ第3節、ベティス対セビリアのダービーは1-0でベティスの勝利に終わった。ベティスMF乾貴士は先発フル出場を果たしている。

 試合の1週間前からバルの話題の中心に据えられ、試合後には数カ月間にもわたってその結果が話題の種となる--人口70万人のアンダルシア州都セビリアにおいて、フットボールはほかの地域よりも大切なのものなのかもしれない。この都市を二分している緑白の血筋と赤白の血筋が一つのスタジアムで相見える、リーガ、ひいては世界屈指の情熱渦巻くダービーの日がまたやって来た。しかも今回、ベティス本拠地ベニト・ビジャマリンのピッチには乾貴士が立っている。日本代表MFは3-5-2のシステムで、2トップの一角を務めた。

 セビリアも今季から3バックを使用と、3バック同士がぶつかり合う近年では珍しいダービーとなったが、もちろんその激しさは一切変わらない。極めて高いインテンシティーの中で、ベティスがポゼッション、セビリアがカウンターからゴールを狙っていった。8分には、乾が6万人の観客を魅了する。ピッチ中央でボールを受けたベティスの8番は、ロケ・メサを巧みに股抜きでかわして、ペナルティーエリア手前まで突き進んでからからシュート。しかし、これはクロスバーの上へと外れた。

 立ち上がりを過ぎるとセビリアが攻勢を強め、19分にはムド・バスケスがミドルシュートでゴールをうかがったが、これはGKパウ・ロペスがセーブ。一方のベティスは39分、グアルダードの絶妙なフィードからカナレスが最終ラインを抜け出してネットを揺らしたものの、これはオフサイドの判定となった。乾は43分にダービーの洗礼を受ける。自陣でボールを受けようとした際に、後方から勢いよく滑り込んできたメルカドに倒された。メルカドはこのプレーでイエローカードを提示されている。

 試合はスコアレスのまま後半に突入し、激しさの犠牲として退場者が生まれる。64分、セビリアのロケ・メサがP・ロペスのキックを妨害して、2枚目のイエローカードで退場となった。数的優位となったベティスは68分、乾がペナルティーエリア内右から逆のゴールポストを狙ってシュートを打つが、これはクロスバーの上へと外れている。

 59分にロレンをサナブリアに代えていたベティスのセティエン監督は75分に2枚目の交代カードを切り、ウィリアム・カルバーリョとの交代で負傷明けのホアキンを投入。ベティスの生ける伝説、37歳ホアキンにとっては今回が通算20回目のセビリアダービー。観客はこの夏から髪を金色に染めた同クラブの象徴に対して、大喝采を送っている。

 すると80分、ホアキンがその役者ぶりを、その金色の髪の輝きをまざまざと見せつけた。ペナルティーエリア手前右のマンディがボールを折り返すと、ホアキンが頭でこれに合わせて、ネットを揺らした(ベティス今季初得点)。ベニト・ビジャマリンは、生ける伝説が生み出した新たな伝説に狂喜乱舞に。そしてホアキンは衝動的にユニフォームを脱いで、その逞しい肉体を見せつけながら、チームメート及び観客と喜びを分かち合っている。

 ベティスはその後も10人のセビリアを攻め立て、84分にはテージョのヒールパスから乾がシュートを放ったが、これはGKバシリクにセーブされた。ベティスは追加点こそ奪えなかったものの、1点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎え、記念すべき今季初勝利をダービーで飾っている。なお乾は連系面がまだ確立されていないせいか、攻撃の展開自体に絡むことは少なかったが、股抜きドリブルや積極的にシュートを放つなど、随所で存在感を放っていた。(Goal.com)

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