八村、凱旋ダンク!両チーム最多23点、五輪会場で“本場のパワー”炸裂/バスケ - SANSPO.COM(サンスポ)

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八村、凱旋ダンク!両チーム最多23点、五輪会場で“本場のパワー”炸裂/バスケ

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第1クオーター、八村は豪快にダンクシュートを決めた。チームを引っ張ったが、勝利をつかめなかった (撮影・納冨康)  バスケットボール男子・強化試合(22日、さいたまスーパーアリーナ)W杯(31日開幕、中国)に出場する世界ランキング48位の日本は同5位のアルゼンチンに93-108で敗れた。昨年6月のW杯アジア1次予選以来の国際公式戦連勝は9で止まったが、2012年ロンドン五輪で4強入りした強豪を相手に大健闘。スモールフォワード(SF)・八村塁(21)=ウィザーズ=が、ダンクシュートを決めるなど両チーム最多の23得点、5アシスト、7リバウンドと気を吐き、W杯へ期待の膨らむ試合を展開した。

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 日本が大健闘した。最後は力尽きたが、国際経験の少ない男子にとって来年の東京五輪会場での強化試合はかけがえのない貴重な一戦だった。両チーム最多の23得点を挙げた八村が手応えを口にした。

 「最後は相手の経験にやられたが、僕らも経験を積めた。負けたが、良い物を得られた。今日みたいな試合を忘れずにやりたい」

 試合開始早々に先制点を決めると直後には、NBA入り決定後、代表の公式戦で初のダンクシュートでチームを勢いに乗せた。一時はアルゼンチンに突き放されかけたが、第2クオーターではSF馬場(A東京)、Cファジーカス(川崎)との連係で得点を量産した。相手ボールをスチールして一人で持ち込むとワンハンドダンクも披露。「お客さんも見たいと思っているだろうなと」というとおり、1万6211人の大観衆を熱狂させる一発だった。視察したウィザーズのトミー・シェパーGMの前で躍動した。

 元NBA選手でPFルイス・スコラやスペインのレアル・マドリードで活躍するPGファクンド・カンパソらを擁するアルゼンチン。2004年アテネ五輪では準決勝で“ドリームチーム”の米国を下して金メダルを獲得している。その強豪相手にリードする時間帯も作った。

 ただ、マンツーマンの守備で相手にプレッシャーを掛けられず、3点シューターにやすやすと打たせるなど守備面で課題が残った。世界トップとの差はどこか。「甘いところがいっぱいある。相手は冷静で勝ち方を知っていた。それが僕らとの差。スキルの差はそれほどない」と八村。つかんだ手応えとともに、W杯、そして東京五輪へ経験を積み上げる。(只木信昭)

日本男子・ラマス監督「守備を向上させないといけない。このチームは限界にたどり着いていない。まだまだ伸びる」

痛めた右足首の影響でプレー時間は約20分に制限されたが、ダンクシュートを決めるなど13得点のSF渡辺雄太(グリズリーズ)「最後は力の差を見せつけられたが、成長すればW杯で戦える」

アルゼンチン男子代表

 1950年、第1回世界選手権(現W杯)を開催し優勝。52年ヘルシンキ五輪4位。その後は低迷したが、44年ぶりに出場した五輪(96年アトランタ)で9位。97年、現日本代表監督のフリオ・ラマス氏が監督に就任すると、翌年の世界選手権で8位など飛躍する。NBA選手のマヌ・ジノビリらを擁した2004年アテネ五輪では米国を倒して金メダルを獲得、世界トップの一角に。現在は世界ランク5位。現代表には元NBA選手やユーロリーグで活躍する選手が多い。

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