貴景勝、休場…わずか2場所で大関陥落へ「いったん手放す」 - SANSPO.COM(サンスポ)

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貴景勝、休場…わずか2場所で大関陥落へ「いったん手放す」

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朝稽古終了後、貴景勝(右)と千賀ノ浦親方は話し込んだ (撮影・月僧正弥)  大相撲名古屋場所(7日初日、ドルフィンズアリーナ)右膝に不安を抱えて動向が注目されていた大関貴景勝(22)が初のかど番となる名古屋場所を休場することが4日、決まった。名古屋市北区の千賀ノ浦部屋で師匠の千賀ノ浦親方(58)=元小結隆三杉=と協議した。出場を望む貴景勝に対し、親方が休場を勧めていた。貴景勝は全休することを明言し、9月の秋場所は関脇に転落することが事実上、決まった。

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 苦渋の決断を下した。午後7時前、大関陥落に直結する休場を表明する貴景勝は、すっきりとした表情だった。

 「休場します。師匠の判断は絶対。納得しています。大関の座はいったん手放すことになる」

 出場か、休場か。長い一日だった。朝稽古終了後の午前9時40分ごろ、まず貴景勝が千賀ノ浦親方の前に歩み出て「出ます」と直訴。だが、親方は首を縦に振らず、稽古場で数分、立ち話をした後、宿舎の中へ。その後約4時間半、師匠と弟子が意見をぶつけたが、双方の主張は平行線をたどった。名古屋市内で開かれた前夜祭出席のため、貴景勝が外出した際も結論は出なかった。

 夕方、貴景勝は宿舎に戻ってから約30分後、取材に応じ、自ら全休することを明かした。「師匠に言っていただいた通り、将来の自分を考え、もう少し万全に膝を治してから、と考えた」と前を向いた。

 貴景勝は新大関だった夏場所で負傷し、途中休場後に一度は再出場したが、大関以上では極めて珍しく再休場した苦い過去がある。2、3日前から休場を勧めた親方は「ほっとしている。私も心苦しかったが、かど番で休場という決断をよくしてくれた。もっと強くなって戻ってきてほしい」と弟子にエールを送った。

 貴景勝は途中出場せず、全休することを明言し、来場所関脇に転落することが事実上決まった。1場所で大関に復帰するには、9月の秋場所で10勝が必要になる。「最後の番付(横綱)を目指すためにはしっかり治すしかない。もっと強くなって戻ってくる」と闘志を高めた。 (月僧正弥)

データBOX

 大関昇進2場所での降下は現行制度となった昭和44年名古屋場所以降では、平成12年名古屋場所の武双山(1場所で大関復帰)以来2人目。

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