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貴景勝、1日で再休場へ 痛々しい再出場…バタッ完敗/夏場所

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碧山(右)にはたき込みで敗れた貴景勝(撮影・佐藤徳昭)  大相撲夏場所中日(19日、両国国技館、観衆=1万936)右膝の負傷で途中休場し、この日再出場した新大関貴景勝(22)が9日目の20日から再び休場する方向となったことが、日本相撲協会関係者の話で分かった。この日は小結碧山(32)にはたき込まれて3敗目(2休)。看板力士が1日のみの復帰で再休場する異例の事態となりそうだ。全勝の横綱鶴竜(33)と関脇栃ノ心(31)がともに敗れ、全勝は消えた。

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 周囲の懸念が、現実のものになりそうだ。再出場の初日。貴景勝は0秒8で土俵にバッタリと手をついた。協会関係者は、9日目から再休場する見通しを示した。

 打ち出し後、東京・台東区の千賀ノ浦部屋に報道陣が詰め掛けた。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は、貴景勝から「痛みはない。明日も出るつもりです」と報告を受けたと強調。「休場するという話はしていない」とした。

 ただ、貴景勝が20日朝に再度病院に行く予定であることを明かして、「出場は当日朝に話し合って決める」と師弟で最終判断する意向を示した。師匠は「(本人が)一晩考えるかもしれない」と厳しい表情を浮かべた。

 4日目の御嶽海戦で負傷し、「右膝関節内側側副靱帯損傷にて今後約3週間の加療を要する見込み」と診断。5日目から休場した。だが酸素カプセルや注射による治療で痛みや腫れが激減。「時期尚早」の声も噴出する中、「休むのは簡単。この経験が何年か後、必ず自分を成長させてくれる」と決断。右膝に厚くテーピングを施して、土俵に立った。

 現実は厳しかった。足がついていかない。立ち合いで碧山に右に変わられるとバランスを崩し、はたき込まれた。支度部屋では「いつも通り。(踏み込みも)万全じゃないですか」。今後について「全部勝つ」と強気の言動を貫いた。だが帰り際、階段もスムーズに下りられなかった。

 取組を土俵下で見守った審判部の高田川副部長(元関脇安芸乃島)は「所作が痛々しい感じがした」。勝負審判を務めた浅香山親方(元大関魁皇)も「力が入ってなかった」と指摘。周囲の不安は広がるばかりだ。

 9日目は関脇栃ノ心との対戦が組まれた。土俵人生に悪影響を与えかねない危険性と背中合わせの状況は変わらない。復帰が1日のみで終われば、後味の悪さばかりが残る。 (月僧正弥)

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