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平成最後の賜杯は白鵬か逸か!逸ノ城、226キロぶつけ1敗キープ/春場所

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逸ノ城(右)が御嶽海をはたき込んで1敗を死守(撮影・沢野貴信)  大相撲春場所13日目(22日、エディオンアリーナ大阪、観衆=7242)西前頭4枚目逸ノ城(25)が小結御嶽海(26)をはたき込み、ただ一人1敗を守った。横綱白鵬(34)が大関豪栄道(32)を寄り切り、13戦全勝で単独首位をキープ。14日目に白鵬が勝ち、逸ノ城が敗れれば白鵬の3場所ぶり42度目の優勝が決まる。大関とりに挑む関脇貴景勝(22)は大関高安(29)を押し出し、9勝目。昇進の目安とされる「直近3場所を三役で33勝以上」に到達した。

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 仕掛けたモーションは2つだけだった。逸ノ城が関取最重量226キロの巨体を御嶽海へぶつけ、突き放した次の瞬間、右腕を相手の後頭部へたたき落とした。岩が落下するような衝撃。御嶽海はつぶれて土俵へはった。

 「なか(懐)へ入れないように。(はたきは)最初から決めていた。(相手が)落ちなくても上手が取りやすくなる」

 本名アルタンホヤギーン・イチンノロブ。周りからは「イチ」と呼ばれることが多い。イチといえばイチロー外野手(45)が21日、引退を表明。場所中は午後11時30分から午前零時の間に床につく逸ノ城は朝稽古後、「引退は知らなかった。野球にはあまり興味はないけど、イチロー選手は知っている」。

 45歳までプレーしたスーパースターに「僕も長く相撲を取りたい。イメージでは35歳まではやりたい。45歳は無理、無理」と笑顔を浮かべた。「イチ」が「イチ」に刺激を受けた。

 最近、夢をみた。「座っている夢だった」。座る行為が印象的な夢は、「社会的地位」に変化やアクションがあることを表すという。20世紀初頭、精神分析学者フロイトが唱えた仮説は、夢とは満足させたいという願望の表れとした。

 14日目は貴景勝との対戦。優勝争いには「全然…」と無関心を装う。番付上、ここにきて1差で追う白鵬との取組はないが、ただ一人賜杯を抱く可能性を残す。元関脇。三役復帰へ「地位」の変化を正夢にする。(奧村展也)

★各段優勝力士

 ▼幕下優勝(7戦全勝) 美ノ海(ちゅらのうみ=本名・木崎信志)平成5年5月6日生まれ、25歳。沖縄県うるま市出身、木瀬部屋。東5枚目。鳥取城北高-日大から28年春場所初土俵。30年名古屋場所新十両。得意は左四つ、寄り。177センチ、134キロ。

 ▼三段目優勝(7戦全勝) 唐津海(からつうみ=本名・佐々木誠二)昭和63年8月3日生まれ、30歳。佐賀県唐津市出身、玉ノ井部屋。西39枚目。平成16年春場所初土俵。得意は右四つ、寄り。182センチ、186キロ。

 ▼序ノ口優勝(7戦全勝) 寺沢(てらさわ=本名・寺沢樹)平成7年6月22日生まれ、23歳。新潟県佐渡市出身、高砂部屋。西19枚目。石川・金沢工高-東洋大から30年春場所初土俵。腰痛による休場で番付外に一度落ち、今場所から序ノ口に復帰。得意は突き、押し。182センチ、124キロ。

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