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貴景勝、突き3発1・9秒殺!遠藤に完勝で大関とり前進/春場所

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遠藤(左)を一方的に突き出した貴景勝。2敗ターンで大関とりに前進した(撮影・彦野公太朗)  大相撲春場所中日(17日、エディオンアリーナ大阪、観衆=7242)大関とりに挑む関脇貴景勝(22)は平幕遠藤(28)を突き出し、6勝2敗で折り返した。横綱白鵬(34)は栃煌山(32)を辛くも小手投げで退け、8連勝で勝ち越し。逸ノ城(25)が初黒星を喫したため、単独首位に立った。ストレート勝ち越しは47度目で自身の最多記録を更新した。全勝の白鵬を横綱鶴竜(33)、大関の高安(29)と豪栄道(32)、平幕の逸ノ城、碧山(32)の5人が1敗で追う。

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 圧巻の勝利でまた一歩、大関の座に近づいた。貴景勝は立ち合いからもろ手で突いて遠藤の体を起こすと、2発目の突きで大きく後ろに吹っ飛ばし、3発目で土俵の外に突き出した。

 わずか1秒9の完勝。それでも22歳の若武者は表情一つ変えることはなく、言い切った。

 「向こうの調子もあるだろうし、自分もたまたまということがある。もう終わったことなので、明日の準備をするだけです」

 兵庫・芦屋市出身で、準ご当所と位置づけた今場所を感謝の思いとともに闘っている。

 昨年は10日目に右足を負傷し、プロになって初の休場を経験した。「大阪(春)場所で相撲を取れることをありがたいと思っている。去年は病院のテレビで見るしかなく、歯がゆかった」と話す。

 日に日に大きくなる大声援も力に変えている。「感謝しています。『見に来て良かった』と思える相撲を取りたい」と力を込める。小結だった昨年11月の九州場所で13勝で初優勝。新関脇で臨んだ1月の初場所は11勝を挙げ、大関昇進の目安とされる「三役で直近3場所を33勝」に今場所9勝で到達するが、ノルマは2桁勝利とみられ、あと4勝に迫った。

 貴景勝の闘いぶりについて、昇進問題を預かる日本相撲協会審判部長の阿武松親方(元関脇益荒雄)は「一番良い形で折り返したのでないか。負けた相撲もあるが、一番、一番に集中している」と評価。データ上でも大関昇進に大きく前進した。平成以降に誕生した大関25人のうち、24人が昇進を決めた場所で中日を2敗以内で通過している。

 だが、貴景勝は「このあと13勝2敗にも6勝9敗にもなる。全く関係ない」ときっぱり。大関とりへ、一切の油断も慢心もなく突っ走る。(月僧正弥)

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