苦行のような練習の毎日…突然、精神ダメージあり得る 萩野の不振を田口氏が探る - SANSPO.COM(サンスポ)

試合
速報

苦行のような練習の毎日…突然、精神ダメージあり得る 萩野の不振を田口氏が探る

更新

日本選手権の出場を見送ることを決断した萩野公介  2016年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダリスト、萩野公介(24)=ブリヂストン=が15日、原因不明の不振により、4月の日本選手権欠場を発表した。東京五輪を翌年に控えながら「競技に正面から向き合える気持ちではない」という思いはどんなものなのか。1972年ミュンヘン五輪男子100メートル平泳ぎ金メダルの田口信教・いわき明星大副学長(67)に、自身の経験を踏まえて探ってもらった。

<< 下に続く >>

 萩野は、苦行のような練習を毎日、繰り返してきたし、それに耐えられる選手だ。とはいえ過酷なことだし、突然、精神的なダメージが出てくることはあり得る話だ。

 私など、広島商科大大学院に進んでも泳いでばかりいて、「これで将来大丈夫なのか」と不安になることはあった。萩野の場合はさらに、プロとして活動しており、成果を求めて、悩みはより大きいのかもしれない。契約上、オープンにできないけががあってもおかしくはない。

 私は隙あらばサボろうとしていたし、何のために水泳をしているのかと問われて「海外旅行に行くため」と答えるような“遊び人”だったから、悩みを抱えても遊んだら治っていた。それと違って、彼は真面目なんだろう。落ち込むことは人間ならあること。考え方を変えてみるのも一つの方法ではないか。 (1972年ミュンヘン五輪男子100メートル平泳ぎ金メダリスト)

田口 信教(たぐち・のぶたか)

 1951(昭和26)年6月18日生まれ、67歳。愛媛・壬生川町(現西条市)出身。広島・尾道高-広島商科大(現広島修道大)。五輪は68年メキシコ大会、72年ミュンヘン大会、76年モントリオール大会と3度出場し、ミュンヘン大会の100平では当時の世界新記録を樹立して金メダルを獲得。さらに200平でも銅メダルを獲得した。モントリオール大会後に現役を引退。87年に国際水泳殿堂入り。

PR