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パシュート娘「金」!強さ健在、平昌に続く連続世界一/スピード

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女子団体追い抜きを制し、笑顔の(左から)高木美、佐藤、高木菜。日本は平昌五輪に続いて世界の頂点に立った(AP)  スピードスケート・世界距離別選手権第3日(9日、ドイツ・インツェル)女子1000メートルで世界記録を持つ昨年2月の平昌冬季五輪銀メダリスト、小平奈緒(32)=相沢病院=は1分14秒44で3位。2位で国内外での連勝が37で止まった第2日の500メートルに続き、頂点を逃した。同五輪銅メダルの高木美帆(24)=日体大助手=は4位だったが、高木菜那(26)=日本電産サンキョー、佐藤綾乃(22)=高崎健康福祉大=とともに出た第2日の団体追い抜きを2分55秒78で制した。日本は初優勝した2015年大会以来の頂点で、平昌五輪に続く世界一。

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 世界一を決める舞台で、日本の女子団体追い抜きのメンバーが躍動した。オランダに快勝。一昔前なら快挙だが、エースの高木美は冷静に振り返った。

 「100%には遠い。うまくリズムをつくれなかった」

 喜びより先に口をついたのは、序盤の加速の課題だった。世界のトップを走り続け、さらなる進化を見据える姿には風格さえも漂う。

 ブストらベストメンバーをそろえたオランダが、2分56秒20の好タイムをマークした。日本は次の組に登場。金メダルを獲得した昨年の平昌五輪決勝と同じ3人で挑んだ。中盤はオランダの通過タイムに後れを取ったが、乱れることのない足並み、洗練された先頭交代で落ち着いてレースを運んだ。

 平昌五輪と同様、終盤に粘り、最後の1周で宿敵の通過タイムに先行。最後は0秒42差をつけた。欧州各地から駆けつけた大勢の目の肥えた観客が、うなずきながら拍手でたたえる盤石のレースに、佐藤は「うれしい気持ちが一番」と相好を崩した。

 4年前のこの大会。高木姉妹と、引退した菊池彩花さん(31)が組んだ日本が、オランダを破る大金星。この大番狂わせは、平昌五輪金メダルへの足がかりとなった。

 そして今や、昨季から負け知らずの常勝チーム。それでも4位までが3分を切るハイレベルな戦いに気を引き締める。高木菜は「他国のレベルも上がっている。うかうかしていられない」と話し、高木美は「まだ伸びしろはある」。五輪の金メダルから丸1年。強さを維持しても慢心はない。

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