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金蘭会V2!西川&宮部の二枚看板で三度目の正直/春高バレー

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西川(前列左から1人目)、宮部(同3人目)ら優勝メンバーは笑顔で記念撮影。センターコートで輝いた(撮影・福島範和)  バレーボール・全日本高校選手権第5日(13日、調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)ジャパネット杯「春の高校バレー」第71回全日本バレーボール高等学校選手権の男女決勝が行われ、女子は金蘭会(大阪第1)が東九州龍谷(大分)を3-2で下し、2大会連続3度目の頂点に立った。西川有喜(3年)、宮部愛芽世(あめぜ、2年)のダブルエースが相手の厳しいマークを受けながらも、強打や好ブロックを連発。平成最後の春高を制した。

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 最後は2年生エース、宮部が3連続得点で決めた。金蘭会が平成最後の春高を制覇。涙と笑みで顔をぐしゃぐしゃにした西川と宮部のダブルエースが、センターコートで抱き合った。

 「最後の試合で後悔したくなかった。ずっと優勝候補といわれていたのに(高校総体、国体と)優勝できなくて、この大会に懸ける思いは一番大きかった」

 二枚看板の一人、3年生の西川が安堵(あんど)した。昨年と同じ顔合わせとなった東九州龍谷との決勝。西川がスパイクとブロックで両チーム最多の計34点。宮部が同24点。2人でチーム総得点(111点)の半分以上を稼いだ。

 第2セットは相手大型センター、荒木彩花(2年)のライトからの攻撃に手を焼き、追いつかれたが、第3セットは終盤に宮部の強打とブロックで押し切って奪取した。

 奪い返された第4セットでも、中盤に西川が荒木の強打を2度、ブロック1枚でシャットして手応えをつかむと、最終第5セットは出だしに西川の2連続ブロック得点で主導権を握り、宮部の3連続得点につなげた。今大会の最優秀選手賞に選ばれた2年生は「最後はやるしかないとスイッチが入った」と満足そうに振り返った。

 優勝した昨年のチームから大黒柱の林琴奈(現JT)が抜けても、残るメンバーは2017年世界ユースの代表ぞろい。勝って当然とみられていたが、昨夏の三重高校総体、秋の福井国体とも決勝で下北沢成徳(東京)に敗れた。

 総体後に右足首を骨折した宮部が国体では万全でなかったこともあり、西川は下北沢成徳のエース、石川真佑(3年)との打ち合いに屈した。「向こうが強気で攻めてきているのに、自分は弱気なプレーになった。自分のせいで負けた」と自らを責め続けてきた。

 国体後は、走り込みを積極的に行うなどし、春高での「打倒・成徳」を目指した。リベンジを目指した好敵手は前日12日の準決勝で東九州龍谷に敗れたが、日本一という目標にブレはなかった。宮部が「今日は西川さんが助けてくれた。ひょろひょろで頼りないと思っていたけど、初めて頼りになると思った」と泣き笑いで感謝するほどの活躍だった。

 最後の春高をV2で飾った西川は卒業後、VリーグのJTに進む。「今日の結果を自信に、五輪を目指したい。もっともっと練習を積みたい」。晴れやかな笑顔で夢を口にした。 (只木信昭)

 ◆主催 (公財)日本バレーボール協会、(公財)全国高等学校体育連盟、フジテレビジョン、産経新聞社、サンケイスポーツ、FNSフジネットワーク

 ◆後援 スポーツ庁、文化放送、ニッポン放送

 ◆特別協賛 ジャパネット

 ◆オフィシャル飲料協賛 ポカリスエット

 ◆協賛 au、野村ホールディングス

金蘭会

 1905(明治38)年創立の私立女子校。生徒数約500人。所在地は大阪市北区大淀南。バレー部は2007(平成19)年創部。春高(全日本高校選手権)は8年連続8度目の出場で、最高成績は優勝(15、18、19年)。部員数は26人。主なOGは元日本代表の宮部藍梨、林琴奈(JT)、小池杏菜(日立)ら。池条義則監督。

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