雄物川、3回戦進出!5度目挑戦でついに春高1勝/東北スポーツ - SANSPO.COM(サンスポ)

試合
速報

雄物川、3回戦進出!5度目挑戦でついに春高1勝/東北スポーツ

更新

第2セットでスパイクを決める渡辺。勢いに乗って第3セットで爆発、宇佐美監督に“春高初勝利”をプレゼントした(撮影・萩原悠久人)  第71回全日本バレーボール高校選手権大会第2日(6日、調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)ジャパネット杯「春の高校バレー」第71回全日本バレーボール高等学校選手権は男女2回戦を行い、24年連続24度目出場の雄物川(秋田)が東北勢の最後で登場。日本航空(山梨)を2-1で下し、4強入りした2014年以来、5年ぶりの初戦突破で3回戦へ進んだ。14年4月に就任した元全日本主将、宇佐美大輔監督(39)にとって5度目の春高でうれしい監督初勝利となった。

<< 下に続く >>

 最後は主将の栗田陸(3年)がコートぎりぎりに強打を突き刺した。最初のアウト判定が覆っての25点目。ワンテンポ遅れての勝利決定に、宇佐美監督は「泥くさく点を取るウチらしい終わり方だったが、ホッとしている」と安堵した。

 元全日本の名セッターが、就任6年目、5度目の春高でつかんだ初勝利。この日16得点の栗田は「宇佐美先生に『初勝利をプレゼントしよう』とみんなで話をしていたし、勝ててうれしい」とニッコリだ。

 第1セットはその栗田の活躍もあり、25-13で奪取。「受け身に回った」(宇佐美監督)第2セットは19-25で失った。過去2年は初戦で連続フルセット負け。鬼門の第3セットで、1年からレギュラーの渡辺虎央(こう、3年)が「気持ちで決めるしかないと強く思った」と終盤の4連続など10得点。歴史的勝利を呼びこんだ。

 「選手は魂を込めて打ち込んできた。いろんな経験をさせたのがよかった」と宇佐美監督。選手は「この1年間オフがなかった」(栗田)とバレーだけに向き合い、夏場は「常に限界までやった」(渡辺)と徹底した走り込みで力をつけた。

 対戦機会の少ない西日本の学校とも積極的に練習試合をこなした。「攻め続けなきゃいけない気持ちが芽生えた」と栗田。特徴の違うチームとの対戦を多くこなし、プレーの幅が広がった。

 7日の3回戦は西原(沖縄)と対戦。勝てばダブルヘッダーで準々決勝に進む。「ベスト4に入りたい」と栗田。初戦の呪縛から解放された名門が、一気に階段を駆け上がる。 (井上幸治)

宇佐美 大輔(うさみ・だいすけ)

 1979(昭和54)年3月29日生まれ、39歳。秋田・雄物川町(現横手市)出身。雄物川高、東海大を経て2002年に当時VプレミアのNEC入り。06年にパナソニック移籍、13年に現役引退。日本代表として08年の北京五輪、03、07年のW杯などに出場、主将も務めた。引退後は教師となり大館鳳鳴高(秋田)を経て、14年から雄物川高バレーボール部監督。現役時代のポジションはセッター。

雄物川(おものがわ)

 1948年、秋田県立横手工業高沼館分校として開設。普通科のみの県立共学校で、75年から現校名。バレーボール部は51年創部、春高は24年連続24度目の出場。2014年4月よりOBで元日本代表セッター、宇佐美大輔氏が監督を務める。所在地は秋田県横手市雄物川町今宿字まみ袋125。猿橋薫校長。

PR