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世界初3兄弟2階級制覇!和毅が3年7カ月ぶりベルト「ここまで長かった…満足」/BOX

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亀田家大復活だ! 和毅(手前右)は長男・興毅氏(その左)、次男・大毅氏(右)とともに7本のベルトを披露した。左は末っ子で女子プロボクサーの姫月(ひめき) (撮影・蔵賢斗)  プロボクシング・WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦(12日、東京・後楽園ホール)「亀田3兄弟」の三男で同級2位の亀田和毅(27)=協栄=が、同級1位のアビゲイル・メディナ(30)=スペイン=に3-0で判定勝ちし、王座を獲得。2015年4月にWBO世界バンタム級王座を返上してから3年7カ月ぶりの戴冠で、2階級制覇を達成した。長男・興毅氏(31)、次男・大毅氏(29)に続く、史上初となる3兄弟の複数階級制覇を実現した。

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 待ち焦がれた2本目のベルトをようやく手に入れた。3年2カ月ぶりの世界戦。スピード、手数でメディナを圧倒した亀田が最大6ポイント差の判定勝ち。3年7カ月ぶりの戴冠で、史上初となる3兄弟での複数階級制覇を達成だ。

 「ここまで長かった。やっときたチャンスで、ベルトが取れたのでうれしい。チャンピオンになれて満足」

 序盤から多彩な連打で試合を支配し、“10センチ”の壁を打ち破った。スーパーバンタムへの転級後は4戦全勝だが、KOはわずか1。スピード、技術で圧倒しながら倒せないという課題が浮き彫りになった。

 「あと10センチの踏み込みが必要」と兄の興毅トレーナー。2015年9月、WBA世界バンタム級王者のジェイミー・マクドネル(英国)に喫したダウンが脳裏をよぎり、リスクを覚悟して攻め込む勇気が希薄になっていた。

 今年7月から取り組んだフィジカルトレーニングが肉体だけでなく、精神面も大きく変えた。スーパーバンタム級でも通用するパワーアップに成功すると、相手の攻撃に対する恐怖心が霧消した。この日も果敢に接近戦を仕掛け、アッパーなどを打ち込んだ。ダウンこそ奪えなかったが、進化した姿を見せ“亀田家大復活”を印象付けた。

 次戦は肩を故障中の正規王者、レイ・バルガス(27)=メキシコ=との統一戦が有力。「相手が誰でも、与えられた試合をするだけ。課題はあるけど、もっと練習して強くなる」。亀田家の最後のとりでが王者として再スタートを切った。(伊藤隆)

亀田 和毅(かめだ・ともき)

 1991(平成3)年7月12日生まれ、27歳。大阪市出身。中学卒業後の2008年11月にメキシコでプロデビュー。10年1月にWBC中米カリブ・バンタム級王座を獲得。13年8月にWBO世界同級王座を獲得し、日本選手で初めてWBO王者となった。3度防衛した後に返上。その後、2度WBA同級王者に挑むもいずれも判定負け。プロ戦績は38戦36勝(20KO)2敗。右ボクサーファイター。1メートル71。

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