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【科学特捜隊】内枠の人気馬は信頼!騎手はユーイチ

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天皇賞・秋は、ゲートを出てすぐにカーブを迎える。内枠が有利でスタートが重要になる  科学的なアプローチでスポーツに斬り込むサンケイスポーツ東京発刊55周年企画「科学特捜隊」の第22回は、今週行われる中央競馬のGI天皇賞・秋の舞台、東京競馬場の芝2000メートルを特集する。このコースで好成績を残す福永祐一騎手(41)=栗東・フリー=を直撃。その証言を得て、コース攻略の糸口を見いだす。 (取材構成・千葉智春)

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 今週末、GIの天皇賞・秋が行われる東京芝2000メートルは、スタートから約100メートルで最初のコーナーを迎える独特の舞台設定だ。JRAでゲートから最初のコーナーまで、これほど短いコースはない。このため内枠有利はよく知られている。

 こんなトリッキーな舞台でも、レースは意外にも人気=実力通りに決まっている。2015年以降の145レースでは、1番人気が勝率39・3%/連対率57・9%と抜群の好走率。2番人気(連対率40・0%)、3番人気(同36・6%)も上々の数字で続くが、4番人気以下は連対率6・6%と急落する。同期間・全競走の1番人気の勝率32・1%/連対率51・2%を考えても高い数字だ。馬券は、実力を備えた人気馬を中心に考えるのが先決だろう。

 また、ポイントとなるのが枠順だ。最初のコーナーまで短いため、多頭数になればなるほど、外枠の馬は大きく外を回ることになる。データ上でも、〔1〕枠が11・3%で唯一の2桁勝率。連対率19・8%、複勝率32・2%もトップで、単・複の回収率は100%を超えた。

 ただ、実際に騎乗する騎手からは内枠のリスクも指摘される。「外枠は不利になるけど、内枠でスタートが悪いと外から来られてポジションが悪くなります」。こう語るのは今週の天皇賞・秋でヴィブロスに騎乗する福永騎手だ。

★〔1〕、〔2〕、〔3〕枠単勝回収率300%超!13年5番人気ジャスタウェイでV

 福永騎手は15年以降で勝率29・0%/連対率41・9%と高い数字を残しつつ、回収率も単勝140%とハイアベレージ。好成績の要因を「スタートがいいからですかね」と自己分析する。「何よりスタートが大事。2000メートルに関しては特に気をつけています」。外枠も含めて、別表の好成績。人気馬での安定感はさすがだ。「いいイメージとして残っています」という13年天皇賞・秋(ジャスタウェイ)では単勝15・5倍(5番人気)での戴冠だった。

 枠順別でも〔1〕、〔2〕、〔3〕枠といずれも単勝回収率は300%超え。人気馬、内枠の福永騎手は迷わず買いと覚えておきたい。

★ルメール、ミルコともに連対率40%超

 天皇賞・秋に騎乗予定の騎手では、福永騎手の他にルメール騎手、M・デムーロ騎手も優秀。連対率はともに40%を超える。ちなみに、重賞ではルメール騎手の連対率25%に対してM・デムーロ騎手は同75%。勝負強さが際立つ。その一方、JRA4000勝をマークした武豊騎手(49)=栗東・フリー=は、対象期間内【3・4・2・17】で連対率26.9%どまり。昨年の天皇賞・秋をキタサンブラックで勝っており、決して“不得手”という数値ではないが、前記の3騎手に比べるとやや分が悪い印象だ。内枠有利の舞台ながら、〔1〕~〔3〕枠で連対がない点も覚えておきたい。

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