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稀勢、気迫MAXで鼻血出た!29年ぶり3横綱が初日から4連勝/秋場所

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稀勢の里(左)が巨漢の魁聖を1分近い熱戦で制した。力相撲だった (撮影・福島範和)  大相撲秋場所4日目(12日、両国国技館、観衆=1万936)8場所連続休場から復帰し、進退を懸ける横綱稀勢の里(32)は平幕魁聖(31)との力相撲の末、寄り切って全勝を守った。鶴竜(33)は平幕豊山(24)を、白鵬(33)は千代大龍(29)をそろって下し、ともに4勝目。3横綱が初日から4連勝となるのは平成元年春場所以来、29年ぶり。大関とりの御嶽海(25)は関脇対決で逸ノ城(25)を押し出して、4戦全勝をキープした。

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 つかんだ両まわしを力いっぱい引きつけた。稀勢の里が、魁聖の胸に顔をうずめて寄り立てる。今場所、自己最長となる58秒8で決着をつけ、振り返った横綱の左の鼻腔から鮮血が滴り落ちた。土俵下。勝ち残りの控えに戻っても、鼻血は止まらない。タオルで何度もぬぐうしぐさをみせた。

 「まぁ、しっかりやった。集中して。一つ一つやっていけたと思う」

 立ち合い。幕内で2番目に重い207キロの魁聖と、176キロの横綱が激しくぶつかり合った。けんか四つ。稀勢の里が得意の左を差し勝ったが、先に相手へ右上手を与えてしまう。胸を合わせ、寄って寄られる力相撲。左肘を張って魁聖の上手を切ると形勢は逆転。すくいながら右上手を取ると休むことなく寄り切った。万全の体勢をつくるまでの我慢と辛抱。慌てることはなかった。

 関係者によれば、横綱は支度部屋で準備運動をしているときから鼻から出血。稀勢の里には、興奮するとよくみられるという。一度は止まって支度部屋を出たものの、土俵上でこん身の力を込めたことで再び鮮血が流れたようだ。

 8場所連続休場から復帰、進退を懸ける土俵の序盤戦。取りこぼしは許されないなか、2、3日目は土俵際の捨て身の突き落としが決まって連日の逆転白星。極限のところで勝ち切った。集中、緊張、興奮、イメージ、自信、心身の解放…。稀勢の里にとって「ゾーン」とも「フロー」ともいわれる状態がみえているのかもしれない。

 鶴竜、白鵬も白星を並べて4勝目。3横綱の初日からの4連勝は平成元年春場所以来、29年ぶりだ。稀勢の里は「一日、1番。しっかり集中してあしたもやっていきたい」。一つ一つの白星が、真っ暗だった足元を照らしてくれる。 (奥村展也)

稀勢の里について八角理事長(元横綱北勝海) 「魁聖の攻めの遅さに救われた。ただ今場所は内容うんぬんよりも結果(が大事)だから。(勝因は)この必死さだ」

29年ぶりとなる3横綱の初日からの4連勝について白鵬 「そうなんだ。(平成元年春場所と同じ11連勝へ)よし、頑張ります」

同じく鶴竜「そこは特に。しっかり自分の相撲を取ることだけに集中したい」

★平成元年春場所VTR

 北勝海、千代の富士、大乃国が初日から11連勝を飾った。12日目に北勝海、大乃国が初黒星を喫した。千代の富士は初日から14連勝し、優勝を決めた。千秋楽は不戦敗だった。北勝海は11勝4敗、大乃国は12勝3敗だった。

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